神戸大学MBAの入試難易度や評判は? 社会人でも働きながら通える?
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「神戸大学のMBAに興味はあるけれど、情報が不足していて具体的なイメージがつかめない」とお悩みの方はいらっしゃいませんか?
このコラムでは、神戸大学大学院MBAの特徴、入試情報、難易度と倍率、入試対策、費用について徹底解説します。
さらに神戸大学MBAの評判、よくある質問、基本情報についても紹介していますので、神戸大学MBAの特色や合格までのプロセスが明確に理解できるでしょう。
神戸大学MBAを目指す方は、ぜひ最後までご覧ください。
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目次
神戸大学大学院 MBAの特徴
神戸大学大学院MBAの正式名称は「神戸大学大学院経営学研究科 現代経営学専攻 (専門職大学院)」。
神戸大学MBAの主な特徴として次の2点が挙げられます。
- 社会人が働きながら通える
- プロジェクト方式による実践的な学習
神戸大学MBAは、グローバルな経営教育の標準に沿いつつ、独自のプログラムで高度な経営能力を養成しています。
産業界のニーズに対応し、進化し続けるプログラムは、先端的な研究を持つ教授陣による体系的な経営学の指導と、現場の課題に真摯に取り組む姿勢を重視しています。
社会人が働きながら通える
神戸大学MBAは、平日に働いている社会人でも無理なく通えるよう、授業は土曜日のみの開講となっています。
また、夜間に開講される科目を選択して履修することも可能で、2024年度は火曜夜と金曜夜にオンラインで授業が行われます。
カリキュラムは年末年始を除き、毎週授業が開講され、通常1年半で修了できます。
ただし、毎週授業に出席するのが難しい場合は、2年間での卒業も選択可能です。
土曜日の時間割は、以下の通りです。
1限 |
8:50~10:20 |
2限 |
10:40~12:10 |
3限 |
13:20~14:50 |
4限 |
15:10~16:40 |
5限 |
17:00~18:30 |
6限 |
18:50~20:20 |
プロジェクト方式による実践的な学習
プロジェクト方式は、神戸大学MBAが確立した経営教育における独自の体験型教育メソッドで、全国でも類を見ないユニークな取り組みとして高く評価されています。
プロジェクト方式では、経営に必要な事業観、人間観、行動力、そして企業家精神を学生が実践的に学びます。
現在、神戸大学MBAでは、プロジェクト方式を採用した授業が必修3科目として提供されています。
これらの授業では、学生個人またはチームが他の学生や教員との討議を通じて、問いを深掘りながら高度な解決策を導き出していきます。
この教育方法の特徴は、解決すべき問題を教員が指定するのではなく、学生個人やチームが自ら良い問いを設定し、そのプロセスを通じてリーダーシップを育成する点にあります。
これにより、学生は創発型学習の中でリーダーとしての志を磨くことができるのです。
プロジェクト方式は、単なる知識の習得にとどまらず、実際のビジネスシーンで直面する問題に対して自ら考え、解決策を見出す能力を養う、神戸大学MBAならではの実践的な学習方法と言えるでしょう。
参考:神戸大学MBAの三つの柱
神戸大学MBAの入試情報
神戸大学MBAの入試情報を項目ごとに紹介、解説します。
以下の表は、授業年限・開講日・入学時期・試験内容・募集人数・学費をまとめたものです。
修業年限 |
1年半 |
開講日 |
土曜日 |
入学時期 |
4月 |
試験内容 |
筆記試験(時事問題小論文) |
募集人数 |
69名 |
学費 |
1年半:1,085,700円 |
次に、以下4項目について詳しく解説していきます。
- 受験資格
- 試験内容
- 試験日程
- 入学費用・学費・授業料
受験資格
神戸大学MBAの受験資格は、大学卒業または同等の資格を持ち、民間企業や政府機関、自治体などに在職中で、入学時点で1年以上の実務経験がある方となります。
ただし、非常勤社員や職員等は対象外となります。
参考:神戸大学MBA
試験内容
神戸大学MBAの試験内容は、筆記試験(時事問題小論文)、書類審査(研究計画書等)、口述試験(面接)です。
なお、2024年度までは英語の筆記試験も実施されていましたが、2025年度は行われません。
参考:令和7年度経営学研究科専門職学位課程(MBA)の入試方法の変更について
試験日程
神戸大学MBAの試験日程は以下の通りです。
内容 |
日付 |
出願期間 |
令和6年11月5日(火)~11月14日(木) |
1次試験(小論文) |
令和6年12月22日(日) |
1次試験合格発表 |
令和7年1月17日(金) |
2次試験(口述試験) |
令和7年1月26日(日) |
2次試験合格発表 |
令和7年2月12日(水) |
参考:神戸大学MBA
入学費用・学費・授業料
入学金は282,000円です。
授業料は半年ごとに267,900円で、1年半のプログラムにかかる総額費は1,085,700円、2年間のプログラムが1,353,600円となります。
参考:神戸大学MBA
神戸大学MBAの難易度は?倍率を解説
神戸大学MBAの入試は競争が厳しく、過去3年間の倍率は全て2倍を超えています。
2024年度の受験者数は172人、合格者数は72人で、倍率は2.39倍となりました。これは、2人に1人しか合格しないことを意味しており、入試の難易度が高いことを示しています。
2022年度〜2024年度の受験者数・合格者数・倍率のデータは以下の通りです。
2022年度 |
2023年度 |
2024年度 |
|
受験者数 |
174人 |
174人 |
172人 |
合格者数 |
70人 |
72人 |
72人 |
倍率 |
2.5倍 |
2.4倍 |
2.4倍 |
2023年度は受験者数174人、合格者数72人で倍率は2.4倍、2022年度は受験者数174人、合格者数70人で倍率は2.5倍でした。
このように、2022年度〜2024年度にかけての倍率は2.4倍〜2.5倍の範囲にあり、近年の神戸大学MBA入試の難易度が高いことがわかります。
この結果から、神戸大学MBAを受験するには十分な準備が必要であり、志望者は入試対策をしっかりと行うことが求められます。
参考:神戸大学MBA
神戸大学MBAの入試対策
神戸大学MBA入試は、一次試験となる筆記試験(時事問題小論文)、書類審査(研究計画書等)に合格すると、二次試験である口述試験(面接)に進むことができます。
ここでは以下の各試験の対策方法をご紹介いたします。
- 小論文
- 研究計画書
- 面接
小論文
神戸大学MBAの小論文試験は、新聞記事やビジネス誌などの文章を基に、時事的な問題に答える形式で行われます。
過去の出題例としては、日本企業の女性活用問題、AI、loTが企業経営や従業員に及ぼす影響、幹部候補の育成方法などがあります。
受験対策として、経営学の基礎知識を身につけるための専門書を読むことが重要です。
また、日経ビジネス等のビジネス雑誌を定期的に読むことで、最新の時事的な知識を得ることができます。
さらに、小論文では論理的な文章を書く技術が求められるため、論理的思考を養うための書籍を参考にすると良いでしょう。
研究計画書
神戸大学MBA入試の研究計画書の主要な設問は以下の4つです。
各設問は500字程度で回答します
- 研究テーマの概要:テーマ設定の理由や目的を説明
- 研究の背景となる経験・資源:これまでの体験,職務経歴に触れ、それらと研究テーマの関りを記述
- 研究の進め方:具体的な研究の進め方を記述
- 志望動機:神戸大学MBAを志望する理由を明確に示す
MBAの研究は、表面的なノウハウではなく、基礎的な経営理論に基づいた普遍性のあるテーマ設定が求められます。
研究計画書を書く際は、経営理論を学ぶ意義を理解し、ビジネスの課題解決に役立つ普遍性を意識しましょう。
また、関連書籍を参考にしてMBAの研究の内容や方法を理解することで、研究計画書の作成がスムーズになります。
面接
面接では、研究計画書の内容について深く質問されます。
特に志望動機や、なぜ神戸大学のMBAを選んだのかが問われます。
また、研究テーマの背景や進め方、そして現在の仕事内容とそのテーマとの関連性についても説明が求められます。
さらに、MBA取得後のキャリア計画や、実際通学可能かどうか、グループワークでの貢献点などについても質問されることがあります。
これらを踏まえ、協調性や人間性も確認されるため、具体的なエピソードを準備して臨むことが重要です。
参考:【最新版】神戸大学MBAの入試対策(小論文・研究計画書・面接)を徹底解説!|アガルートアカデミー
神戸大学MBAの過去問
神戸大学MBAの過去問題は、コピーを入手することが可能です。
詳細につきましては、以下をご覧ください
神戸大学MBAの評判
ここでは、神戸大学MBAの評判について紹介します。
以下は神戸大学MBA修了生の声です。
修了生の声から神戸大学MBAの雰囲気や特徴がわかるでしょう。
目的であった、ビジネスパーソンとして様々な人と議論を交わしたり、自分の考えを説明したりするための“共通言語”を得ることは、経営学を体系的に学べたことで、達成できました。
以前よりも議論がスムーズになったり、自分たちの主張を分かってもらうにはどういったアプローチがいいかということを包括的に考えられるようになったり、働くうえでの自分の“戦い方”がランクアップしたと、身をもってその変化を感じています。
引用:修了生の声
神戸大学MBAでは、知識やスキルを与えてもらえるわけではありません。職場で抱えている問題について、教員が解決してくれたり、解決策を教えてもらえたりするわけでもありません。自分自身で深く考え、「問い」を立て、解決策を模索することが必要です。
また、自分が他から吸収するだけではなく、他者にどんな点で貢献できるかも問われます。社会人がMBAで学ぶということは、多様な経験、背景を持つ仲間たちが互いに切磋琢磨し、成長し合うことでもあります。
引用:修了生の声
神戸大学MBAについてよくある質問
神戸大学MBAに関心を持つ方々から、よく寄せられる質問があります。
その中でも特に多くの方が気になるポイントとして、以下の3つが挙げられます。
- 学生の平均年齢は何歳
- 平日夜間に授業はある?
- オンラインで授業を受けられる?
学生の平均年齢は何歳?
2024年度入学生の平均年齢は約39歳です。
主に30歳〜44歳の層が多いですが、年齢層は25歳〜50歳以上まで幅広く、神戸大学MBAにはさまざまな年代の人が集まっていることがわかります。
下表は2024年度の合格者の年齢分布データです。
年齢層 |
合格者数 |
25-29歳 |
3人 |
30-34歳 |
21人 |
35-39歳 |
14人 |
40-44歳 |
18人 |
45-49歳 |
10人 |
50歳以上 |
6人 |
平日夜間に授業はある?
神戸大学MBAの授業は基本的に土曜日に行われますが、一部の科目は平日夜間にも開講されています。
2024年は、金曜日の夜間と火曜日の夜間にいくつかの科目が開講されており、時間帯は18:20〜19:50と、20:00〜21:30となっています。
これにより、仕事を持つ社会人でも通学が可能な柔軟な時間割が提供されています。
平日夜間の授業を活用することで、土曜日の負担を軽減し、効率的に学習を進めることができるでしょう。
オンラインで授業を受けられる?
多くの授業はキャンパスで行われるため、基本的には通学で授業を受ける必要があります。
ただし2024年度においては、平日夜間の授業のみオンラインでの開講となっています。
これにより、仕事や家庭の都合で日中の授業に参加できない学生にとって、柔軟な学習機会が提供されることになります。
夜間にオンラインで授業を受けることで、学習のスタイルを選択できるメリットがあります。
とはいえ、年度によって時間割は異なるため、基本的には通学が必要になると考えたほうが良いでしょう。
特に特定の科目や研究活動においては、キャンパスでの授業が求められることが多いです。
オンライン授業を活用する際は、必ず最新の時間割を確認し、無理のない学習計画を立てましょう。
神戸大学MBAの基本情報
神戸大学MBAは、経営学に関する高度な専門知識と特定分野の深い知識を身につけることを目的とし、論理的思考や実践適応能力、国際的な視野を持った思考力、判断力、コミュニケーション能力を養成します。
神戸大学MBAのプログラムは、以下の三つのコンセプトで構成されています。
- 「プロジェクト方式」(PRM: Project Research Method):実践的な学びを重視
- 「働きながら学ぶ」(BJL: By the Job Learning):土曜日授業で勤務を継続
- 「研究に基礎をおく教育」(RBE: Research-Based Education):最新研究成果に基づいたカリキュラム
年末年始を除くノンストップ授業により、1年半での卒業が可能ですので、働きながら総合的な経営能力を育めます。
名称 |
神戸大学大学院経営学研究科 現代経営学専攻 |
設置形態 |
専門職大学院 |
場所 |
〒657-8501 |
学位名称 |
経営学修士号(Master of Business Administration) |
入学定員 |
約70名 |
修了要件 |
1年6ヶ月または2年以上在学し、34 単位以上を修得すること |
問い合わせ先 |
|
URL |
参考:神戸大学MBA
まとめ
神戸大学MBAは、社会人が働きながら通える実践的なカリキュラムが魅力です。
授業は土曜日や夜間に開講され、1年半もしくは2年で修了可能です。
神戸大学MBA入試は、難易度が高く、過去3年間の倍率は2倍を超えています。
1次試験は筆記試験(時事問題小論文)・書類審査(研究計画書等)、2次試験は口述試験(面接)で構成され、独学では対策が難しいです。
そのため、難関MBA入試対策に特化した通信講座の利用がおすすめです。
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