大阪大学MBA(大阪大学大学院経済学研究科ビジネスコース)の入試情報! 社会人向けのコースはある?
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大阪大学MBAは、世界に通用する最先端の経済学や経営学を体系的に学べるMBAです。
MBAの入学を考えている方の中には、大阪大学MBAの特徴や入試情報などを詳しく知りたいという方も多いでしょう。
本コラムでは、大阪大学MBAの基本情報や特徴、入試情報などを徹底解説します。
大阪大学MBAの倍率や入試対策の情報も紹介するため、受験を検討する際にはぜひ参考にしてください。
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目次
大阪大学大学院経済学研究科ビジネスコース(阪大MBA)の基本情報
学校名 |
大阪大学大学院経済学研究科経営学系専攻ビジネスコース |
|
所在地 |
大阪府豊中市待兼山町1-7(豊中キャンパス) |
|
アクセス |
阪急電車宝塚線 石橋阪大前駅(特急・急行電車)から徒歩約20分 大阪モノレール 柴原阪大前駅から徒歩約7〜15分 |
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授業時間 |
全日制(月〜土・8:50〜20:00) |
|
入試時期 |
夏季入試 |
出願提出:7月上旬 |
冬季入試 |
出願提出:11月中旬〜下旬 |
|
試験内容 |
出願書類(TOEFL・TOEICスコア票、研究計画書など)、筆記試験(小論文)、口頭試問 |
|
募集人数 |
28名(経営研究コース・ビジネスコース含む) |
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学費 |
入学料:282,000円 |
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電話番号 |
06-6850-6111 |
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URL |
大阪大学MBAは、大阪大学大学院経済学研究科にある経営学系専攻ビジネスコース(以下、ビジネスコース)を指します。
経済学研究科、社会経済研究所および国際公共政策研究科などの教員陣が講義や研究指導などを行っており、高度で専門的な知識が学べる場となっています。
大阪大学MBAの特徴
大阪大学MBAであるビジネスコースは、ビジネス分野で求められる高度な専門知識を備えた職業人の養成が第一の目的です。
主に、経営組織、経営戦略、マーケティング、オペレーションズ・リサーチ、経営科学、統計学・実証分析、データマイニング、金融工学、ファイナンス、アカウンティング、仕掛学およびアジア・マネジメントなどの研究分野について最先端の研究成果に基づいた教育が受けられます。
また、ビジネスコースは職業人の養成を目的とするため、専攻する学生は前期課程で修了することが基本となっています。
しかし、大阪大学MBAはほかの大学の専門職大学院と異なり、後期課程が設置された大学院です。
そのため、ビジネスコースで入学した学生が研究者への志望変更をしたい場合は、優れた修士論文の提出などの条件をクリアすれば後期課程へ進学することも可能です。
大阪大学のビジネスコースは、入学後に就職もしくは後期課程進学が選べる柔軟性に富んだコースといえるでしょう。
さらに、ビジネスコースは大学院工学研究科と共同して、技術経営に優れた人材の育成と技術を知ったビジネスパーソンもしくは経営を知った技術者を養成することも目的としています。
条件を満たせば、最初の2年間で2つの学位のひとつを修得し、次の1年間でもうひとつの学位を取得することが可能です。
つまり、2年間で修士(工学)と修士(経営学)の2つの学位を修得できます。
社会人向けの平日夜間・土日のコースはある?
ビジネスコースは、全日制のコースです。
主に平日と土曜の午前中から授業が実施されるため、社会人が働きながら通える平日夜間・土日のコースはありません。
例年、1時限から6時限の間で授業が行われます。
授業時間のスケジュールは以下のとおりです。
授業時間(90分) |
|
1時限 |
8:50〜10:20 |
2時限 |
10:30〜12:00 |
3時限 |
13:30〜15:00 |
4時限 |
15:10〜16:40 |
5時限 |
16:50〜18:20 |
6時限 |
18:30〜20:00 |
大阪大学MBAの入試情報!募集要項から解説
大阪大学MBAの入試情報について、以下の項目で解説します。
- 出願資格
- 入試日程・内容
- 出願書類
- 筆記試験
- 口頭試問
出願資格
大学卒業もしくは大卒相当の資格を持っていれば、ビジネスコースへの出願資格があります。
実務経験の年数などは問われないため、大学卒業後すぐに入学することも可能です。
なお、大卒相当の資格については詳しい条件が大阪大学大学院経済学研究科 博士前期課程学生募集要項に記載されています。
該当する方は事前に確認しておきましょう。
入試日程・内容
大阪大学MBAの入試は夏季入試と冬季入試があり、年2回実施されています。
夏季入試は出願期間が7月上旬、一次試験の筆記試験が8月下旬、二次試験の口頭試問が9月上旬に実施されます。
最終合格者の発表は、9月下旬です。
冬季試験は出願期間が11月中旬〜下旬にあり、口頭試問が翌年の1月下旬に実施されます。
なお、冬季試験では筆記試験は行われません。
口頭試問と成績証明書、研究計画書などの提出書類を総合して合否が判断されます。
最終合格者の発表は、2月中旬です。
参考に、2024年に実施される入試スケジュールを紹介します。
夏季入試 |
冬季入試 |
|
出願期間 |
2024年7月1日〜7月5日 |
2024年11月14日〜11月20日 |
筆記試験 |
2024年8月23日 |
なし |
筆記試験合格発表 |
2024年9月2日 |
なし |
口頭試問 |
2024年9月6日 |
2025年1月25日 |
最終合格発表 |
2024年9月20日 |
2025年2月14日 |
※参考:大阪大学大学院経済学研究科 博士前期課程学生募集要項
出願書類
出願書類の中には、TOEFL、TOEICまたはIELTSのスコア票と研究計画書、成績証明書などが含まれます。
提出する書類は選考の対象になるため、特に研究計画書はしっかり作成するようにしましょう。
また、TOEFL、TOEICまたはIELTSのスコア票は原本の提出が必要です。
スコア票の有効期限は、入学試験実施予定日から2年以内に取得したものと定められています。
以下、出願書類一覧です。
- 入学願書
- 検定料収納証明書成績証明書
- 卒業(修了)証明書または卒業(修了)見込み証明書
- 研究計画書
- TOEFL、TOEICまたはIELTSのスコア票
- 受験票・写真票・写真2枚
- 受験票送付用封筒1通
- 各種通知用宛名ラベル2枚
- 推薦状
- 出願書類チェックリスト
- 大学改革支援・学位授与機構が証明する学位授与証明書又は学位授与の申請を受理した旨
- 証明書(該当者のみ)
- 日本語の能力についての証明書(外国人留学生のみ)
- 在留カードもしくはパスポートのコピー(外国人留学生のみ)
- 国費外国人留学生証明書(外国人留学生のみ)
- 研究生在学証明書(外国人留学生のみ)
筆記試験
大阪大学MBAの筆記試験は、小論文です。
以下の10題から1題選択して解答する形式となっています。
- ミクロ経済学1題
- マクロ経済学1題
- 経営史2題
- 経営組織・戦略2題
- 会計2題
- 最適化数学1題
- 確率・統計1題
口頭試問
口頭試問は、出願時に提出する研究計画書に基づいて行われます。
特に大阪大学MBAは学術研究を重視する傾向があるため、質問は研究に関することが中心です。
大阪大学MBAの倍率・難易度
ビジネスコースのみの倍率は公開されていません。
しかし、経済学研究科全体の入試実施状況は公開されており、令和6年度4月入学大学院入学試験実施状況によると受験者数504人に対して合格者数は116人で、倍率は4.33倍でした。
経済学研究科の倍率は非常に高く、試験難易度も高いと予想できます。
ただし、紹介した倍率はビジネスコースのみの倍率ではないため、参考程度にとどめておくのがおすすめです。
大阪大学MBAの学費
大阪大学MBAの学費は、2年間で1,353,600円です。
2024年4月現在、入学料は282,000円となっており、授業料は年額535,800円(半期分267,900円)です。
入学料282,000円+授業料年額535,800円×2年間で、合計1,353,600円となります。
なお、授業料は5月と11月の2期にわけて半期分ずつ納入します。
大阪大学MBAの入試対策
大阪大学MBAの入試対策について解説します。
- 研究計画書の対策
- TOEFL・TOEICの対策
- 筆記試験の対策
- 面接の対策
研究計画書の対策
出願時に提出する研究計画書は、大阪大学MBAの受験において非常に重要な書類です。
大阪大学MBAは学術研究を重視しており、授業で実施する学術研究では実務上の問題やアカデミックなアプローチで解決策を見出すことを目指しています。
そのため、研究計画書は実務上の問題や課題についての研究をよりアカデミックな研究テーマに昇華させる必要があるでしょう。
レベルの高い研究計画書を作成するためには、先行研究を読み込み、解決されていない研究領域を見出すこと、また、研究テーマに対して新しい切り口で解決策を提示してオリジナリティを出すことを重視して取り組むのがおすすめです。
また、研究テーマに対して、どのような方法を用いるのかという点も重要です。
量的アプローチ、質的アプローチ、ミックス型のアプローチなどから適切なアプローチ方法を選ぶだけでなく、なぜこのアプローチを選択したのかを明確に説明できるようにしておきましょう。
参考:大阪大学大学院経済学研究科ビジネスコース(大阪大学MBA)の入試対策!倍率や難易度、合格率についても解説
TOEFL・TOEICの対策
大阪大学MBAを受験する際には、TOEFL、TOEICまたはIELTSのスコア票の提出が必須です。
ビジネスコースでは経営学領域で研究が進んでいる欧米の学術論文の読み込みが必要となり、英文を理解する能力が求められます。
スコア票の提出は、英語力があるかどうかを判断するために実施されていると把握しておきましょう。
また、スコアは高ければ高いほど合格しやすいため、大阪大学MBAを受験を検討している方はTOEFLやTOEICなどで高いスコアを取れるように勉強しておくことが大切です。
参考:大阪大学大学院経済学研究科ビジネスコース(大阪大学MBA)の入試対策!倍率や難易度、合格率についても解説
筆記試験の対策
筆記試験は小論文です。
テーマに対して自分の意見をしっかりと解答できるよう実践力を鍛えておく必要があります。
また、大阪大学MBAは学術研究を重視しているため、経営理論や経営学用語について説明する問題が出題される傾向があります。
以下、過去に出題された経営組織・戦略に関する知識を問う問題の例です。
- Scheinの3レベルモデル(組織文化)について
- 組織的公正研究における3つの概念について
- 日本企業で見られる代表的な昇進パターンについて
- アジャイル開発について
- 外部経済性について
- プラットフォーム戦略について
- 中間組織について
経営理論や経営学用語などの知識が問われるため、経営学に関するアカデミックな書籍を読んで知識を身に付けておくことが大切です。
ただし、一般的なビジネス書や経営学の本はあまりおすすめしません。
より高度な知識を得るためには、有斐閣など教材に選ばれる出版社の経営理論に関する本などを読むようにしましょう。
参考:大阪大学大学院経済学研究科ビジネスコース(大阪大学MBA)の入試対策!倍率や難易度、合格率についても解説
面接の対策
面接では提出した研究計画書に関する内容を中心に質問されます。
自身が行った研究についてしっかり答えられるよう、内容を整理しておく必要があるでしょう。
また、研究時に採用したアプローチ方法や自身の英語力についても質問される可能性があります。
以下、面接前に整理しておくポイントの一覧です。
- 自身の研究テーマが既存の研究をもとに考えて、どんな点で新規性があるのか
- 先行研究で明らかになっていることは何か
- 研究するための方法はどのようなアプローチなのか
- データはどこから取得するか
- データ解析のソフトウェアは使えるか
- 英語や数学はできるか
ほかにもビジネスコースを受験する理由なども聞かれることがあるでしょう。
筆記試験だけでなく、面接の対策もしっかり行っておくと安心です。
参考:大阪大学大学院経済学研究科ビジネスコース(大阪大学MBA)の入試対策!倍率や難易度、合格率についても解説
過去問の入手方法
前年度実施の1年分のみ過去問を入手することが可能です。
入手方法は、窓口で入手する方法と郵送で入手する方法の2パターンがあります。
窓口で過去問を受け取りたい場合は、大阪大学の豊中キャンパスまで行く必要があります。
受付時間は、土日祝日および休業日を除く平日の9時〜11時30分、12時30分〜17時です。
郵送の場合は封筒を用意し、表に「博士前期課程過去問請求」と朱書きし、裏に郵便番号、住所、氏名を記入して指定された宛先へ送付します。
送付する際には、返信用の切手と封筒を同封することを忘れないようにしましょう。
宛先は、〒560-0043 大阪府豊中市待兼山町1-7 大阪大学経済学研究科教務係です。
詳しい入手方法は、大阪大学経済学研究科ホームページをご確認ください。
まとめ
本コラムでは、大阪大学MBAであるビジネスコースの基本情報や入試内容、入試対策について解説しました。
以下、まとめです。
- ビジネスコースは全日制のコースであり、社会人向けではない
- 前期課程での修了が基本だが、研究者志望に変更して後期課程に進学することも可能
- 入試は夏季入試と冬季入試の年2回実施されており、入試内容が異なる
- 夏季入試では出願書類と一次試験の筆記試験(小論文)、二次試験の面接試験がある
- 冬季入試は、出願書類と面接試験のみで合否が判断される
- 経済学研究科全体での倍率は4.33倍であり、試験難易度は高いと予想できる
- 入学料は282,000円、授業料は年額535,800円(半期分267,900円)となり、2年間で1,353,600円の学費がかかる
大阪大学のビジネスコースに合格するためには、研究計画書や筆記試験、面接の対策が必要になります。
特に研究計画書ではアカデミックなテーマでの研究が求められるため、独学での対策は難しいでしょう。
自分だけで受験対策するのが不安、一発合格したいという方は、通信講座の利用がおすすめです。
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