国内MBAの推薦状・推薦書とは? 提出不要な大学院はある? 誰に頼めばいい?
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本コラムでは、国内MBA入試の推薦書について解説します。
「国内MBAで推薦書が必須となっているのはどんな場合なのか?」
「推薦書が任意で添付できるのですが、誰に書いてもらったらいいのか?」
「どんな内容で書いてもらうべきか?」
「自分で書いてしまってもいいのか?」
「誰も書いてくれる人がいない場合は、任意添付の場合は添付しなくても受験で不利になることはないのか?」
といった受験生の皆さんが疑問に感じている点を以下で詳しく説明します。
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目次
国内MBA入試で必要な推薦状・推薦書とは?推薦状の役割は?
推薦書は、受験者を「第三者」が評価し、その評価内容を記載した書面です。
第三者といっても、社会人の場合は上司であったり、人事部といった仕事上の関係者であり、受験生が大学生の場合は、大学教授となります。
大学院が推薦書を提出させる意図は、第三者の評価を知るためです。
受験者自身が作成した研究計画書などの出願書類や添付書類である成績証明書だけでは、その受験者の優れた素質や能力を十分に評価できない可能性があります。
そこで第三者の評価を参考にして、より客観的に受験者を把握し評価しようという意図で推薦書の提出が求められているのです。
推薦状が不要な大学院はある?
現在の国内MBA入試では、推薦書が必須となっているのは一部の受験生だけです。
ほとんどの受験生は推薦書は任意の提出であったり、そもそも提出の必要性がない場合が多いです。
必須となっている一部の受験生とは、企業派遣で国内MBA入試を受験する方です。
ただ、大学院によっては企業派遣の場合でも、推薦書は任意提出としている場合があります。
この点は、出願時に自分が出願する大学院は推薦書が必須か任意かをご確認ください。
例えば、慶應義塾大学大学院経営管理研究科や早稲田大学大学院経営位管理研究科を企業派遣で受験する場合は、推薦書が必須となっています。
一方、青山学院大学大学院国際マネジメント研究科や一橋大学大学院経営管理研究科は任意となっています。
また、神戸大学大学院経営学研究科、筑波大学大学院経営学学位プログラム、東京都立大学大学院経営学研究科などでは、出願書類の中に推薦書は含まれておらず、そもそも推薦書自体が求められていません。
以上からわかるように、国内MBA入試において、推薦書が必須となっているのは、ほんの一部の大学院のみとなっております。
多くの国内MBA受験生には推薦書はあまり関係のない書類です。
推薦状の書き方は?どのような内容を書く?
推薦書にはどのような内容を書くのかについて説明します。
推薦書を必須としている大学院は、推薦書のフォーマットがあり、それに準じて記載する場合が多いです。
例えば、慶應義塾大学大学院経営管理研究科(EMBA)を企業派遣で受験する場合は、以下の設問に答える形で記載します。
- 貴社において、志願者が当研究科EMBAプログラムへの派遣候補者として、選出された選考プロセスをご記入ください。
- 志願者を推薦する理由、および志願者にどんなことを学んで欲しいと期待されているかをご記入ください。
- 推薦企業と志願者の授業料負担割合をご記入ください。
- EMBAプログラムの授業は基本的に土曜日に開講されますが、平日夜の授業や合宿なども予定されています。そのことについて貴社が了承されていること、およびどのように協力いただけるかをご記入ください。
- その他、志願者についての所見がありましたらお書きください。
早稲田大学大学院経営位管理研究科を企業派遣で受験する場合は、以下を記載して、日付、受験者の名前、志望するプログラムを記載して完成です。
慶應義塾大学大学院経営管理研究科(EMBA)のような文章で受験者を推薦することを記載する必要はありません。
- 企業・団体等名
- 部局名
- 推薦責任者氏名(印必要)
- 役職名
- 派遣担当者連絡先
- 企業・団体等所在地
任意の大学院は、指定のフォーマットなどはなく、推薦者が自由に記載するのが一般的です。
例えば、青山学院大学大学院国際マネジメント研究科は、以下を記載した上で、その他の内容は自由となっております。
- 推薦者と受験者の関係(職場上司、指導教員など)
- 推薦者の氏名、所属、役職
- 推薦者本人の捺印、またはサイン
ただし、一橋大学大学院経営管理研究科は任意ですが、以下のような指定のフォーマットが用意されており、指定の設問に答える形で記載するようになっています。
- 入学志願者との関係
- 志願者の人柄(詳細に)
- 志願者の職務の内容(有職者のみ)
上記のように、大学院によって、推薦書で書く内容が異なりますので、ご自身が受験する大学院の推薦書の内容をご確認ください。
推薦状は誰に頼めばいい?
推薦書を誰に書いてもらうかですが、企業派遣の場合は、人事部長やCHRO(Chief Human Resource Officer:最高人事責任者)が好ましいです。
企業派遣ではなく、一般入試で受験する際に、任意添付の推薦書を提出する場合は、直属の上司に依頼してください。
役員や社長に書いてもらった方がいいですか?という質問をよく受けますが、その必要はありません。
受験者である皆さんのことをよく知っている方が推薦者としては最適です。
直属の上司が、受験者のために、一生懸命に時間と手間をかけて書いてくれた推薦書は、「信頼」の証になります。
このような信頼関係がもとになった推薦書は血が通い、合格に向けて大きなパワーを持つことになるのです。
推薦状を誰にも頼めない場合は自分で書いてもいい?
企業派遣の場合は、費用負担を含めた国内MBAへの進学を会社が認めていることになりますので、当然会社の人事部で書くことになります。
問題になるのは、企業派遣ではない方が、任意添付の大学院を受験する際に、書いてくれる人がいない中で、自分であたかも会社の上司が書いたかのような推薦書を書いて添付することは有利に働くかです。
これはやってはいけません。有利にはなりません。
先に説明した通り、直属の上司が、受験者のために、一生懸命に時間と手間をかけて書いてくれた推薦書は、「信頼」の証になります。
このような信頼関係がもとになった推薦書は血が通い、合格に向けて大きなパワーを持つことになります。
この点を考慮すると、自分で書いた推薦書は、このパワーを持たないのです。
そのため、添付しても意味がありません。
任意添付の場合で、推薦書を書いてくれる人がいない場合は、わざわざ推薦書を添付する必要はありません。
まとめ
推薦書が必須となっているのは、企業派遣入試を実施している一部の大学院のみです。
ほとんどの大学院は、任意添付であったり、推薦書は不要であったりします。
企業派遣の方は、企業が認めた上での進学ですから、会社の人事部が書くことになりますので、会社のやり方に従ってください。
任意添付の大学院を受験する方が推薦書を書いてもらって添付する場合は、直属の上司にお願いしてください。
お願いしにくいとか、お願いできない事情がある場合は、わざわざ推薦書を添付する必要はありません。
推薦書を添付していなくても合格した方はたくさんいますので、無理して提出する必要はありません。
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