本コラムでは、立命館大学ビジネススクール（立命館大学MBA）の評判や難易度、および入試倍率や学費について解説しています。

立命館大学MBAとは、立命館大学大学院の経営管理研究科のことを指します。

関西でMBAの取得を目指している方は、立命館大学MBAへの入学を検討したことがあるのではないでしょうか。

立命館大学MBAに興味をお持ちの方は、ぜひ本コラムを最後までご覧ください。

立命館大学大学院経営管理研究科（RBS）の基本情報

学校名	立命館大学大学院 経営管理研究科
所在地	【大阪梅田キャンパス】 〒530-0018  大阪府大阪市北区小松原町2-4 大阪富国生命ビル5階 【大阪いばらきキャンパス】 〒567-8570 大阪府 茨木市岩倉町2-150
アクセス	【大阪梅田キャンパス】 JR 大阪駅 南口より徒歩5分 阪急 梅田駅 2階中央改札口より徒歩5分 阪神 梅田駅 東改札口より徒歩3分 地下鉄谷町線 東梅田駅 北東改札口より徒歩1分 地下鉄御堂筋線 梅田駅 南改札口より徒歩3分 【大阪いばらきキャンパス】 JR茨木駅から徒歩約5分 阪急南茨木駅・大阪モノレール南茨木駅から徒歩約10分 阪急茨木市駅から徒歩約20分 大阪モノレール宇野辺駅から徒歩約7分
授業時間	プログラムにより異なる
入試時期	9月・11月・2月
試験内容	書類選考・筆記試験（論述試験）・面接試験
募集人数	経営管理専攻：約70名 観光マネジメント専攻：約60名
学費	2,899,600円
電話番号	【大阪梅田キャンパス】 06-6360-4892 【大阪いばらきキャンパス】 072-665-2101
URL	https://www.ritsumei.ac.jp/mba/

参考：立命館大学ビジネススクール（大学院経営管理研究科）

立命館大学大学院 経営管理研究科（立命館大学MBA）は、大阪に2つのキャンパスを構えるビジネススクールです。

「未来を切り拓く次世代のビジネスリーダー」の育成をミッションに掲げ、実践的な研究の場を提供しています。

立命館大学MBAには経営管理専攻と観光マネジメント専攻の2つのコースがあり、それぞれ異なる特徴を備えています。

また、各コースには全日制のプログラムと平日夜間と土日に開講されるプログラムの両方が設置されており、一部の授業はオンラインでも受講可能です。

立命館大学ビジネススクール（立命館MBA）の特徴

立命館大学MBAの特徴は、経営管理専攻と観光マネジメント専攻があることです。

ここでは、それぞれの専攻について解説します。

• 経営管理専攻
• 観光マネジメント専攻

経営管理専攻

立命館大学MBAの経営管理専攻には、マネジメントプログラムとキャリア形成プログラムが設置されています。

マネジメントプログラムは、ビジネスを創造するリーダーとして求められる能力を身につけるためのプログラムです。

本プログラムは、大学卒業後3年以上の社会人経験がある方を対象としており、授業は平日夜間および土日に行われます。

なお、本プログラムの授業は大阪梅田キャンパスで行われますが、全授業回数の半数を超えない範囲であればオンラインによる受講も可能です。

一方で、キャリア形成プログラムは、ビジネスを創造する将来のリーダーになるために必要とされる力量を向上させるためのプログラムです。

本プログラムの対象者は主に社会人経験が3年未満の大卒者であり、授業は平日昼間に大阪いばらきキャンパスで行われます。

参考：立命館大学ビジネススクール ［大学院経営管理研究科］

観光マネジメント専攻

立命館大学MBAの観光マネジメント専攻には、観光事業マネジメントプログラムと、観光事業キャリア形成プログラムが設置されています。

観光事業マネジメントプログラムは、ビジネスや経営に関する知識、および観光産業の企業・団体におけるビジネスリーダーとして求められる能力を身につけるためのプログラムです。

本プログラムの対象者は、大学卒業後3年以上の社会人経験がある方です。

また、授業は大阪の梅田キャンパスで平日夜間と土日に開講されます。

本プログラムの講義科目はオンライン同時配信に対応しているため、全国どこからでも授業に参加できます。

観光事業キャリア形成プログラムは、ビジネスや経営に関する知識に加え、将来的に観光産業の企業・団体でビジネスを創造するリーダーに求められる能力を向上させるためのプログラムです。

本プログラムは、原則として大阪の梅田キャンパスで平日昼間に開講されます。

ただし、一部の科目の授業は平日夜間および土日に行われ、観光事業マネジメントプログラムの院生と一緒に授業を受けることができます。

参考：立命館大学ビジネススクール ［大学院経営管理研究科］

立命館大学MBAの評判

以下は、立命館大学MBA経営管理専攻の修了生の声です。

長いキャリアの中で一度立ち止まり新しい知識を身につけようとRBSに入学しました。RBSでは、さまざまな分野で活躍する刺激的な仲間と、専門性高く親身にアドバイスしてくれる先生方に恵まれ、有意義な2年間を過ごせました。学んだ内容は仕事を進めるうえでヒントになっています。

引用元：在学生・修了生の声

以下は、立命館大学MBA観光マネジメント専攻の在校生の声です。

将来、伝統芸能の継承と発展に資する観光事業を立ち上げたいと考えており、夢の実現へ向けて新たな可能性を拓くために観光MBAの取得を決意しました。多様な専門性を有する先生方から学び、様々なバックグラウンドを持つ社会人の方々と交流できることがRBSの魅力です。

引用元：在学生・修了生の声

働きながら通える社会人向けMBAプログラムはある？

立命館大学MBAには、働きながら通える社会人向けのMBAプログラムが複数設置されています。

経営管理専攻のマネジメントプログラム、および観光マネジメント専攻の観光事業マネジメントプログラムは、平日夜間と土日に開講されます。

週末や夜間に学べるため、社会人の方も仕事と通学を両立しやすいでしょう。

また、観光事業マネジメントプログラムはオンラインでも授業を受けられます。

両プログラムにおける2024年度の開講時間は、以下の通りです。

• 平日：18:30〜21:55
• 土日：9:10〜21:25

参考：立命館大学ビジネススクール ［大学院経営管理研究科］

参考：2024年度　経営管理研究科経営管理専攻　〚 マネジメントプログラム 〛開講科目時間割 

参考：2024年度　経営管理研究科観光マネジメント専攻　〚観光事業マネジメントプログラム 〛開講科目時間割

立命館大学MBAの入試情報

ここでは、立命館大学MBAの入試情報について解説します。

試験日程

立命館大学MBAの入試は、9月・11月・2月の年3回行われます。
各試験における例年の日程は、以下の通りです。

9月実施

出願期間：7月中旬〜下旬
試験日：9月下旬
合格発表日：10月上旬

11月実施

出願期間：10月中旬〜下旬
試験日：11月中旬
合格発表日：12月上旬

2月実施

出願期間：1月上旬〜下旬
試験日：2月中旬
合格発表日：2月下旬

試験内容

試験内容は、書類選考・筆記試験（論述試験）および面接試験です。

ただし、試験内容は入試の種類によって異なり、一般入学試験および外国人留学生入学試験を除いた入試では筆記試験が免除されます。

受験資格

立命館大学MBAの受験資格は、大学卒業もしくは大卒に相当する資格があることです。

また、社会人入試を受ける場合は、上記に加えて3年以上の職業経験が必要となります。

入試に関する詳細な情報は、2025年4月入学入学試験要項をご確認ください。

立命館大学MBAの難易度は？ 倍率を解説

立命館大学MBAの入試難易度は、専攻によって異なります。

2024年度における立命館大学MBA経営管理専攻の入試倍率は、約2.06倍でした。

志願者数163名に対して、合格者数は79名となっています。

対して、同年における観光マネジメント専攻の入試倍率は約1.34倍であり、志願者数は71名・合格者数は53名でした。

経営管理専攻の入試倍率は2倍を超えており、比較的難易度が高いと言えます。

一方で、観光マネジメント専攻の入試倍率は2倍を下回っているため、難易度はそこまで高くないと言えるでしょう。

いずれの場合も、十分な入試対策を行うことがおすすめです。

参考：2024年 4月入学　修士課程・博士課程前期課程

立命館大学MBAの学費・入学金は？

立命館大学MBAの学費は、2年間の合計で2,899,600円です。

合計金額の内訳は、以下の通りです。

	第1年次	第2年次	合計
入学金	200,000円	-	200,000円
授業料	1,349,800円 （春学期：674,900円） （秋学期：674,900円）	1,349,800円 （春学期：674,900円） （秋学期：674,900円）	2,699,600円
合計	1,549,800円	1,349,800円	2,899,600円

参考：学費・奨学金 | 立命館大学ビジネススクール（大学院経営管理研究科）

立命館大学MBAの通常コースでは、1年あたり1,349,800円の授業料、および200,000円の入学金が必要です。

ただし、以下の条件に該当する方は200,000円の入学金が免除され、2年間の学費の合計額は2,699,600円となります。

1. 立命館大学または立命館アジア太平洋大学の学部卒業者
2. 飛び級入学試験で学部から引き続き本学大学院に入学する立命館大学または立命館アジア太平洋大学の各学部の学生
3. 立命館大学または立命館アジア太平洋大学の大学院修了者（博士課程に標準修業年限在学し、学則に定める履修要件を満たし博士学位を取得せずに退学した者を含む。）

また、立命館大学MBAでは奨励奨学金制度が設けられており、一定の条件に該当する方は、1学期あたり100,000円の給付を2年間（4学期）にわたって受け取れます。

奨励奨学金制度の詳細は、以下の通りです。

対象	経営管理専攻 マネジメントプログラム 観光マネジメント専攻 観光事業マネジメントプログラム
選考方法	経営管理研究科が実施する社会人入学試験の成績上位者より選出 （一般、企業等推薦型・自己推薦型）
選考時期	合格発表時に本人に通知
金額	100,000円／学期 2年間（4学期）給付
給付人数	専攻ごとに最大20名に支給

参考：学費・奨学金 | 立命館大学ビジネススクール（大学院経営管理研究科）

立命館大学MBAの入試対策

ここでは、立命館大学MBAの入試対策について解説します。

• 小論文（筆記試験）の対策
• キャリアプランニング調書（書類選考）の対策
• 面接の入試対策

小論文（筆記試験）の対策

立命館大学MBAの小論文試験を受ける際は、経営学の基礎知識をしっかりと身につけたうえで、時事的な話題にも対応できるようにしておくことが重要です。

過去の試験では、先進国の中で日本の労働生産性が低い理由について多角的に論じる問題が出題されました。

このような問題に解答するためには、経営学の基礎的な知識、特に人材マネジメントや組織マネジメントに対する理解が必要です。

また、企業が労働生産性を向上させるための方法や、実行上の課題について問われた例もあります。

この場合は、ビジネス雑誌に掲載されている事例や、古くからある経営理論を用いて回答することが求められるでしょう。

キャリアプランニング調書（書類選考）の対策

キャリアプランニング調書とは、研究計画書や志望理由書に該当する書類のことです。

立命館大学MBAのキャリアプランニング調書は4つの設問に答える形式になっているため、各設問の内容に応じた対策が必要です。

1つ目の設問は、受験者の属性によって内容が異なります。

社会人の場合は業務経験について、大学生の場合は学業や課外活動の成果について問われるため、具体的に説明できるようにしておきましょう。

2つ目の設問では志望動機が問われ、3つ目の設問では、大学院終了後のキャリア計画が問われます。

志望動機について答える際は、過去の経験を整理し、将来のキャリア計画から逆算する形で立命館大学MBAに進学する必要性をアピールできると良いでしょう。

また、キャリア計画に関しては、志望動機との関連性を意識することが重要です。

さらに、4つ目の設問では、自分のアピールポイントが問われます。

自分がどのような人間であり、どういった人生哲学を持っているかを伝えるための具体的なエピソードを準備しておくと良いでしょう。

面接の入試対策

立命館大学MBAの面接試験では、主にキャリアプランニング調書に記載した内容について質問されます。

そのため、キャリアプランニング調書の内容をもとに、自分の原体験や人生哲学をしっかりとアピールすることが重要です。

社会人の場合は、ビジネスで何かを成し遂げた経験や、失敗した経験を原体験として説明できるようにしておきましょう。

また、自社のビジネスとライバル企業との違いについて問われる場合があるため、3C（顧客・競合・自社）分析を行えるようにしておくことが望ましいでしょう。

大学生の場合は、人生哲学をさらに深く掘り下げて面接に臨むことがおすすめです。

参考：【立命館大学MBA】入試対策（小論文・キャリアプランニング調書・面接）の攻略法を徹底解説！｜アガルートアカデミー

まとめ

本コラムでは、立命館大学MBAの難易度や学費について解説しました。

立命館大学MBAには、経営管理専攻と観光マネジメント専攻が併設されています。

各専攻において社会人向けのプログラムが設置されているため、働きながら通学しやすいでしょう。

また、日曜日にも講義が行われるため、平日の仕事が忙しい方も無理なく修了を目指せます。

立命館大学MBA経営管理専攻の入試倍率は約2倍となっており、入試の難易度は高めであると言えます。

また、小論文試験では専門的な内容が出題されるため、十分な対策が必要になるでしょう。

アガルートの国内MBA入学試験講座は、入試時期に合わせた試験対策が可能です。

国内MBA受験に精通したプロ講師の指導により、最短かつ確実な合格を目指せるでしょう。

興味をお持ちの方は、無料の資料請求や受講相談をご活用ください。