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筑波大学大学院MBAの難易度と倍率は? 社会人向けプログラムはある?

大学院別入試対策

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筑波大学MBA(正式名称:筑波大学大学院人文社会ビジネス科学学術院 ビジネス科学研究群)に関心を持つ方にとって、社会人として働きながら大学院に通えるかどうか、入試の難易度や倍率、学費や評判が気になるポイントではないでしょうか。

このコラムでは、筑波大学MBAの基本情報から始まり、筑波大学MBAプログラムの特徴や社会人向けプログラムの有無、入試情報、難易度と倍率、学費や入試対策まで、受験生が持つ疑問に答えるための情報を解説します。

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    筑波大学大学院人文社会ビジネス科学学術院の基本情報

    学校名

    筑波大学大学院人文社会ビジネス科学学術院 ビジネス科学研究群

    所在地

    東京都文京区大塚3-29-1 東京キャンパス文京校舎

    アクセス

    東京メトロ 丸ノ内線「茗荷谷」駅から徒歩3分

    授業時間

    平日夜、土曜

    入試時期

    【経営学学位プログラム(博士前期課程)】
    出願提出:9月
    小論文試験・口述試験:11月

    【国際経営プロフェッショナル専攻】
    出願提出(第1次選考):9月
    二次審査(面接):11月

    試験内容

    【経営学学位プログラム(博士前期課程)】
    書類審査(研究計画書を含む)、小論文試験、口述試験

    【国際経営プロフェッショナル専攻】
    書類審査(英語テストスコア、個人エッセイなどを含む)、面接

    募集人数

    経営学学位プログラム(博士前期課程):30名

    国際経営プロフェッショナル専攻:30名

    学費

    入学金:282,000円
    授業料半期分:267,900円(年額535,800円)

    2年間合計:1,353,600円

    電話番号

    03-3942-6918

    URL

    https://www.gssm.otsuka.tsukuba.ac.jp/

    筑波大学MBAは、筑波大学大学院人文社会ビジネス科学学術院 ビジネス科学研究群に属するプログラム。

    平日及び土曜日に講義が開講されており、仕事との両立が可能です。

    少人数制のクラスとゼミで、きめ細やかな教育と研究指導が行われ、修士論文研究においては、複数の教員グループがサポートします。

    また、研究の進捗を管理するために「概要発表(研究計画)」、「中間発表」、「最終発表」などのステージ制が導入されており、研究の進捗を能動的に管理できる点も魅力的です。

    参考:神戸大学MBAの入試対策!難易度や費用についても解説
       筑波大学大学院 人文社会ビジネス科学学術院ビジネス科学研究群
       国際経営プロフェッショナル専攻 | 筑波大学 東京キャンパス社会人大学院

    筑波大学MBAの特徴

    筑波大学のMBAには、「経営学学位プログラム(博士前期課程)」と「国際経営プロフェッショナル専攻」の2つのプログラムがあります。

    それぞれのプログラムについて、以下で詳しく説明します。

    経営学学位プログラム(博士前期課程)

    経営学学位プログラム(博士前期課程)は、平日夜間及び土曜日に開講される、2年制MBAプログラムです。

    修了には修士論文の提出が求められます。

    このプログラムの狙いは「実務と学術の融合で高度ビジネスプロフェッショナルになること」です。

    急速な国際化、情報化、自由化が進むビジネス社会では、ビジネスを科学的かつ分析的な視点で捉え、時代に即したマネジメントが求められます。

    経営学学位プログラムでは、実践的な知識や経験を最先端の理論で体系化し、理論と実践の融合を図ることで、新たな視点でビジネス上の課題を解決できる人材を育成します。

    また、経営、マーケティング、会計、ファイナンスの各領域に基づくアプローチだけではなく、数理科学、統計化学、情報科学といった基礎的かつ科学技術的なアプローチも取り入れ、高度なビジネスプロフェッショナルを育成する教育指導を行っています。

    参考:経営学学位プログラム(博士前期課程) | 筑波大学 東京キャンパス社会人大学院
       筑波大学大学院経営学学位プログラム博士前期課程オープンキャンパス 教育担当プレゼンテーション

    国際経営プロフェッショナル専攻(MBA-IB)

    国際経営プロフェッショナル専攻(MBA-IB)は、2年制の英語MBAプログラムで、夜間と土曜日に開講される専門職大学院です。

    約半数が外国人教員で構成される国際的な教育環境が特徴。

    このプログラムでは、世界各国から集まったビジネスパーソンが学んでいます。

    以下の4領域に焦点を当てた学際的アプローチで実践的なマネジメント能力を養成します。

    1. 組織経営領域:経営目標に基づく効率的な資源配分と目標達成のための組織マネジメント技能を育成
    2. 事業戦略領域:競争優位性を持つ経営戦略の立案と実行に必要な技能を身につける
    3. 国際対応領域:国際経営環境での事業運営技法や異文化理解を促進する能力を培う
    4. 応用情報領域:情報収集・分析に基づき、情報技術を活用したプロジェクトマネジメント技能を育成

    参考:筑波大学MBA 令和6年度パンフレット
       国際経営プロフェッショナル専攻 | 筑波大学 東京キャンパス社会人大学院

    筑波大学MBAの評判

    筑波大学MBAの評判について、修了生からの声をもとに紹介します。

    以下は経営学学位プログラム(博士前期課程)の修了生の声です。

    私みたいに、業務上の課題を、専門外のスキルを新たに身につけることで解決できるかもしれない、というはっきりした目的がある方にはすごく向いているのでお勧めしたいです。
    あとは、バラエティに飛んだ仲間が出来ますので、新しい切り口の仲間が欲しいと言う人にもお勧めできると思います。

    引用元:修了生の声

    経営資源は「ヒト・モノ・カネ」と言われます。これまでのマーケティングの業務では「モノ」の部分に関わってきましたが、GSSMではファイナンスや組織論の授業を通じて「ヒト」や「カネ」の部分を体系的に学ぶことができ、以前に比べて経営的な視点で考えられるようになってきたと思います。

    引用元:修了生の声

    国際経営プロフェッショナル専攻の修了生の声は、以下のサイトで確認することができます。

    筑波大学 MBA-IB 学生の声

    筑波大学MBAの入試情報

    筑波大学MBAの入試情報について、経営学学位プログラム(博士前期課程)と国際経営プロフェッショナル専攻(MBA-IB)の2つに分けて紹介します。

    経営学学位プログラム(博士前期課程)の入試情報

    経営学学位プログラム(博士前期課程)の出願資格は、大学卒業か大卒相当の資格を持ち、職務経験が1年以上あることです。

    入試は年に1回、9月に出願を受け付けています。

    試験内容は研究計画書、小論文、口述試験の3つです。

    研究計画書では、問題意識、専門知識、研究の独創性や実現可能性、文章表現力が評価されます。

    小論文試験では、ビジネスや社会の問題への関心と理解の深さ、論理的思考力、文章表現力が評価のポイントとなります。

    口述試験は、個別面接形式で研究計画書の内容の理解度、専門知識のレベル、学習や研究への意欲、自分の考えを表現する能力が評価されます。

    各試験の配点は、研究計画書が30点、小論文が20点、口述試験が50点です。

    参考:募集要項:経営学学位プログラム(博士前期課程) | 筑波大学 東京キャンパス社会人大学院

    国際経営プロフェッショナル専攻(MBA-IB)の入試情報

    出願資格は、職務経験が1年以上あることと、学士号の取得が求められます。学士号を取得していない場合は、出願前に資格審査が必要です。

    入試は年1回の9月出願で、試験内容は書類審査と面接になります。

    出願書類には、英語のテストスコアが含まれます。英語のテストスコアの評価基準となるのは、以下の英語資格試験です。

    • TOEICリスニング&リーディングテスト(TOEIC L&R)
    • TOEFL iBTスペシャルホームエディション
    • TOEFLインターネットベーステスト(TOEFL iBT)
    • IELTS(アカデミック)

    書類審査の配点は130点で、提出された書類に基づいて業務経験、意欲、問題意識などが評価されます。

    英語のテストスコアの配点は20点です。

    書類審査が一次選考となり、一次選考を通過した受験者は、二次選考として英語による個別面接を受けます。

    二次選考の配点は50点で、基礎学力、経験、意欲、コミュニケーション能力、将来ビジョンなどが評価されます。

    参考:募集要項:国際経営プロフェッショナル専攻 | 筑波大学 東京キャンパス社会人大学院

    筑波大学MBAの倍率・難易度

    結論から申し上げますと、筑波大学MBAの入試倍率・難易度は高いです。

    ここでは、筑波大学MBAの倍率と難易度について、経営学学位プログラム(博士前期課程)と国際経営プロフェッショナル専攻の令和5年度の入試データを基に解説します。

    まず、経営学学位プログラム(博士前期課程)の令和5年度の倍率は約2.47倍です。

    具体的には、受験者数が89人で合格者数が36人となっており、倍率は2倍を超えています。

    次に、国際経営プロフェッショナル専攻の令和5年度の倍率は約2.03倍です。

    受験者数が73人で合格者数が36人となっており、こちらも倍率は2倍を超えています。

    経営学学位プログラム(博士前期課程)と比較すると倍率は低いものの、国際経営プロフェッショナル専攻の入試も高い難易度と言えます。

    この専攻では国際的な視点や専門的な知識が重視されるため、十分な対策が必要です。

    経営学学位プログラム(博士前期課程)と国際経営プロフェッショナル専攻の入試倍率は、どちらも2倍を超えており、筑波大学MBAの入試は狭き門と言えます。

    合格するには、計画的な対策が必要です。

    参考:筑波大学東京キャンパス社会人のための夜間大学院

    筑波大学MBAの学費・入学費用

    筑波大学MBAの学費・入学費用について、経営学学位プログラム(博士前期課程)と国際経営プロフェッショナル専攻に分けて解説します。

    経営学学位プログラム(博士前期課程)の入学金は282,000円です。

    授業料は、前期分が267,900円、後期分が267,900円で、年間合計は535,800円となります。2年間の授業料総額は、1,071,600円で、入学金を含めた2年間の総費用は、1,353,600円です。

    国際経営プロフェッショナル専攻の入学金は282,000円です。

    授業料は1学期ごとに267,900円で、年間合計は535,800円となります。2年間の授業料合計は1,071,600円で、入学金を含めると2年間の総費用は1,353,600円です。

    どちらのプログラムも、入学金が282,000円、年間授業料535,800円、2年間総費用1,353,600円で学費・入学費用はすべて同額となっています。

    なお、国費外国人留学生は入学金の免除が適用されます。

    参考:募集要項:経営学学位プログラム(博士前期課程) | 筑波大学 東京キャンパス社会人大学院
       募集要項:国際経営プロフェッショナル専攻 | 筑波大学 東京キャンパス社会人大学院
       令和5年度 筑波大学 東京キャンパス

    筑波大学MBAの入試対策

    筑波大学MBAの入試対策のポイントを以下の項目で解説していきます。

    • 経営学学位プログラム(博士前期課程)の入試対策
    • 国際経営プロフェッショナル専攻(MBA-IB)の入試対策
    • 筑波大学MBAの入試過去問

    経営学学位プログラム(博士前期課程)の入試対策

    経営学学位プログラム(博士前期課程)の小論文では、専門的知識よりも時事的なトピックやオペレーション・リサーチに関連する問題が出題されます。

    経営学の基礎知識を身につけた上で、過去問を解くことがおすすめです。

    基礎知識の習得には「ゼミナール経営学入門(新装版)」伊丹敬之、加護野忠男著がおすすめです。

    時事的な知識を得るためには「日経ビジネス」の購読がおすすめです。小論文対策の書籍も参考にすると良いでしょう。

    研究計画書は、「問題意識・研究テーマ」、「関連研究」、「研究手順・方法」、「期待される成果」、「参考文献」の5項目をA4用紙で6枚以内にまとめる必要があります。

    筑波大学の経営学学位プログラム(博士前期課程)では、先行研究のレビューや研究方法についても触れる深い内容が求められます。

    一般的なMBAの志望動機やキャリア計画とは異なり、具体的な研究テーマと方法論が重視されるでしょう。

    大学院での研究がどのようなものかを理解したい方には、須田敬子著「マネジメント研究への招待-研究方法の種類と選択」を読むことをおすすめします。

    面接対策では、研究計画書の内容について詳細に質問されることが多いです。

    研究計画書をしっかり作成していれば、面接はスムーズに進むでしょう。研究の新規性や分析方法について突っ込まれることもありますが、研究計画書の経験を基に答えられる範囲で対応すれば問題ありません。

    参考:筑波大学大学院人文社会ビジネス科学学術院(筑波大学MBA)の入試対策!難易度や倍率

    国際経営プロフェッショナル専攻(MBA-IB)の入試対策

    国際経営プロフェッショナル専攻(MBA-IB)の入試は、出願書類(エッセイ)と面接で行われます。

    出願書類が一次選考となり、一次選考通過者が二次選考である面接に進みます。

    出願書類には、志望動機やキャリア計画を英語で記載します。内容自体は特に難しくはなく、明確に自分の意思を伝えることが重要です。

     

    面接では一般的なMBAの質問に加えて、Analyticalパートが含まれます。このAnalyticalパートは事前に準備できないため、即興での論理的思考力が求められます。

    面接は全て英語で行われるため、英語でのコミュニケーション能力が必須です。

    参考:筑波大学大学院人文社会ビジネス科学学術院(筑波大学MBA)の入試対策!難易度や倍率

    筑波大学MBAの入試過去問

    筑波大学MBAの経営学学位プログラム(博士前期課程)の過去問は以下のサイトで確認することができます。

    過去問題 | 筑波大学 東京キャンパス社会人大学院

    まとめ

    筑波大学MBAプログラムは、平日及び土曜日に講義が開講されており、仕事と両立しやすいのが特徴です。

    少人数制のクラスとゼミで細やかな教育と研究指導が行われ、修士論文の研究では複数の教員グループがサポートします。

    プログラムには経営学学位プログラム(博士前期課程)と国際経営プロフェッショナル専攻(MBA-IB)があり、いずれも入試倍率は2倍以上で難易度が高いです。

    入試はプログラムによって異なりますが、小論文や出願書類を基にした面接が行われます。

    志望動機が曖昧だと書類選考で落ちることもあるので、研究計画書の添削指導は受けた方が良いでしょう。

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