早稲田大学ビジネススクール(早稲田MBA)の難易度・学費は? 社会人向け?
更新日:
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本コラムでは、早稲田大学ビジネススクール(早稲田MBA)の入試難易度や学費、およびプログラムの特長について解説しています。
早稲田MBAでは、社会人が働きながら通える夜間のMBAプログラムや、英語履修プログラムなどの豊富な選択肢が提供されているため、自分の目的に合ったものを選べるでしょう。
学生・修了生からの評判や、早稲田MBAの入試対策について興味をお持ちの方は、ぜひ本コラムを参考にしてください。
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目次
早稲田大学ビジネススクール(早稲田大学 大学院経営管理研究科)の基本情報
学校名 |
早稲田大学 大学院経営管理研究科 |
所在地 |
〒169-8050 |
アクセス |
地下鉄東京メトロ東西線 早稲田駅から徒歩5分 地下鉄東京メトロ副都心線 西早稲田駅から徒歩17分 都電荒川線 早稲田駅から徒歩5分 JR山手線 高田馬場駅から徒歩20分 西武鉄道新宿線 高田馬場駅から徒歩20分 都バス 学02 (学バス) 高田馬場駅 – 早大正門 都バス 早稲田停留所 |
授業時間 |
平日昼間・平日夜間・土曜 |
入試時期 |
【秋募集】 【冬募集】 |
試験内容 |
一般入試:書類審査・面接 企業派遣入試:書類審査・面接 事業承継者入試:書類審査・面接(4月入学)、書類審査・面接(英語)(10月入学) AO入試:書類審査 |
募集人数 |
全日制グローバル:70名 1年制総合:20名 夜間主総合:70名 夜間主プロフェッショナル(マネジメント専修とファイナンス専修の合計):70名 MSc in Finance:20名 早稲田−ナンヤンダブルMBA:若干名 |
学費 |
2年制MBA:3,976,000円 1年制MBA:3,221,000円 夜間主総合、夜間主プロフェッショナル:3,600,000円 |
電話番号 |
03-5286-8719 |
URL |
早稲田大学大学院経営管理研究科(以下、早稲田大学ビジネススクール)は、国際社会に貢献できるビジネスリーダーの育成を使命とするビジネススクールです。
1973年の発足以来、さまざまなバックグラウンドをもつ生徒を受け入れてきました。
早稲田大学ビジネススクールでは、全日制のプログラムに加え、社会人が働きながら通える夜間のプログラムが提供されています。
早稲田大学ビジネススクール(WBS)の特長
早稲田大学ビジネススクールでは、主に「2年制MBA」「1年制MBA」「夜間主総合」「夜間主プロフェッショナル」の4つのプログラムが提供されています。
また、2年制MBAプログラムには、日本語履修と英語履修の入学枠が設置されています。
早稲田大学ビジネススクールの各プログラムの特長を、以下で説明します。
2年制MBA
2年制MBAとは、平日昼間のフルタイムで2年間学ぶ標準的なプログラムのことです。
早稲田大学ビジネススクールでは、2年制MBAのプログラムとして「全日制グローバルプログラム」が提供されています。
全日制グローバルプログラムの特長は、履修言語を選択できることです。
早稲田大学ビジネススクールの全日制グローバルプログラムでは、主に日本語履修の4月入学枠と、主に英語履修の9月入学枠が設けられているほか、日本語生と英語生が一緒に学ぶ授業がバランス良く設置されています。
また、交換留学や海外短期集中授業を通して、海外での経験を積むことも可能です。
参考:全日制グローバル – 早稲田大学 大学院経営管理研究科
1年制MBA
1年制MBAとは、2年間で学ぶ一般的なMBAに対し、1年間で修了できるプログラムのことです。
早稲田大学ビジネススクールでは、1年制MBAのプログラムとして「1年制総合プログラム」が設けられています。
1年制総合プログラムの特長は、1年間で濃密な学びを得られることです。
MBAの必修コア科目や選択必修コア科目を中心に、総合的な経営知見を学べるでしょう。
なお、1年制総合プログラムの履修言語は日本語に限られており、授業は平日昼間に行われます。
夜間主総合(社会人向け)
夜間主総合プログラムは、平日夜間と土曜日に開講される社会人に適したMBAプログラムです。
夜間主総合プログラムの学習期間は2年であり、履修言語は日本語に限られています。
早稲田大学ビジネススクールの夜間主総合プログラムでは、1年次に集中的にジェネラルマネジメントを修得し、2年次には配属されたゼミで専門領域を深めることができます。
広範な知識と専門性の両方を身につけたい方に向いているでしょう。
夜間主プロフェッショナル(社会人向け)
夜間主プロフェッショナルとは、「夜間主総合MBAプログラム」と同様に、平日夜間・土曜日に開講される社会人向けのMBAプログラムです。
夜間主プロフェッショナルは2年制のプログラムであり、履修言語は日本語のみとなっています。
夜間主プロフェッショナルの特長は、専門分野に絞ったより深い学びを得られるという点です。
マネジメント専修とファイナンス専修のいずれかを選択できるため、自分が学びたい分野の専門知識を深められるでしょう。
参考:夜間主プロフェッショナル(マネジメント専修) – 早稲田大学 大学院経営管理研究科
その他のMBAプログラム
早稲田大学ビジネススクールでは、主な4つのプログラム以外にも、「MSc in Finance」「早稲田-ナンヤンダブルMBAプログラム」の2つのプログラムが提供されています。
「MSc in Finance」の特長は、ファイナンス理論を体系的に習得できることです。
本プログラムでは英語による授業が実施されるほか、選択科目では全日制グローバルプログラムの科目の一部を履修できます。
ファイナンスを学び、世界で通用するプロフェッショナルを目指したい方に向いているでしょう。
また、「早稲田-ナンヤンダブルMBAプログラム」では、14か月で早稲田大学およびシンガポール国立南洋(ナンヤン)理工大学ナンヤンビジネススクール両校のMBAを同時に取得できます。
本プログラムはすべての授業が英語で行われ、コア科目は主にナンヤンビジネススクールで、専門科目は主に早稲田大学ビジネススクールで受講します。
経営に関して幅広い学びを得たい方や、留学生や教授陣との人脈を構築したい方に適したプログラムであるといえるでしょう。
なお、両プログラムは一般入試がなく、主にAO入試による選考が行われます。
プログラムによって個別の受験資格が設けられているため、詳しい内容は各プログラムの入学試験情報をご確認ください。
参考:MSc in Finance – 早稲田大学 大学院経営管理研究科
参考:早稲田-ナンヤン ダブルMBA – 早稲田大学 大学院経営管理研究科
2026年度以降はプログラムが変更される
早稲田大学ビジネススクールでは現時点で6つのプログラムが提供されていますが、2026年度4月からはプログラムの変更が予定されています。
主な変更内容は、以下の通りです。
- 「全日制グローバル(4月入学)」および「1年制総合」が統合され、標準修業年限1年・募集人員35名の「全日主 MBA(仮称)」プログラムが新設される
- 「夜間主総合」および「夜間主プロフェッショナルマネジメント専修」「夜間主プロフェッショナル ファイナンス専修」が統合され、標準修業年限2年・募集人員150名の「夜間主 MBA(仮称)」プログラムが新設される
なお、「全日制グローバル(9月入学)」および「MSc in Finance」の両プログラムは現行のまま継続され、募集人員の変更も行われません。
また、改変後の入試制度やカリキュラムについてはまだ公開されていないため、今後の発表をお待ちください。
参考:2024年7月21日 早稲田大学大学院経営管理研究科 2026年度以降のプログラム改編・カリキュラム
早稲田大学ビジネススクール (早稲田MBA) の入試情報
ここでは、早稲田大学ビジネススクールの「2年制MBA(4月入学)」「1年制MBA」「夜間主総合」「夜間主プロフェッショナル」の入試情報について解説します。
2年制 |
1年制 |
夜間主総合 |
夜間主プロフェッショナル |
|
修業年限 |
2年 |
1年 |
2年 |
2年 |
開講日 |
平日日中 |
平日日中 |
平日夜・土曜 |
平日夜・土曜 |
入学時期 |
4月(日本語) 9月(英語) |
4月 |
4月 |
4月 |
入学試験 |
・4月入学 一般入試 企業派遣入試 事業承継者入試 ・9月入学 AO入試 事業承継者入試 |
一般入試 企業派遣入試 |
一般入試 |
一般入試 |
募集人数 |
70名 |
20名 |
70名 |
70名 |
学費 |
3,976,000円 |
3,221,000円 |
3,600,000円 |
3,600,000円 |
受験資格
早稲田大学ビジネススクールの各プログラムに共通する受験資格の要件は、大学卒業または大学卒業相当の資格を有していることです。
また、「1年制MBA」「夜間主総合」「夜間主プロフェッショナル」の各プログラムでは、上記に加えて3年以上の実務経験が必要です。
なお、2年制MBA(4月入学)の出願資格には「3年以上の実務経験があると望ましい」と記載されていますが、必須要件ではないため、実務経験がない方も受験可能です。
参考:早稲田大学大学院経営管理研究科2025年度(4月入学)入学試験要項
試験内容
早稲田大学ビジネススクールの入学試験では、第1次選考の書類審査および第2次選考の面接が行われます。
一般入試・企業派遣入試・事業承継者入試の試験内容は共通です。
なお、2023年度までの入試では第1次選考として小論文の筆記試験が行われていましたが、2024年度以降廃止されました。
参考:早稲田大学大学院経営管理研究科2025年度(4月入学)入学試験要項
試験日程
早稲田大学ビジネススクールの入学試験は、9月出願の秋入試と、12月出願の冬入試に分かれています。
1年制MBA・2年制MBA・夜間主総合の各プログラム、および夜間主プロフェッショナルコースのファイナンス専修は、秋と冬の2回入試が行われます。
対して、夜間主プロフェッショナルコースマネジメント専修の入試は、秋入試のみです。
参考:早稲田大学大学院経営管理研究科2025年度(4月入学)入学試験要項
入学費用・学費
早稲田大学ビジネススクールの学費は、プログラムによって異なります。
主なプログラムの学費は、以下の通りです。
- 2年制MBA:3,976,000円
- 1年制MBA:3,221,000円
- 夜間主総合、夜間主プロフェッショナル:3,600,000円
上記の金額は、授業料に入学金や諸会費などを含めた合計金額となっています。
なお、早稲田大学の学部および大学院や専攻科の卒業生・修了生または退学者が再度入学する場合は、入学金が免除されます。
また、一部の科目履修においては別途追加料金が発生する場合があるため、注意しましょう。
参考:早稲田大学大学院経営管理研究科2025年度(4月入学)入学試験要項
早稲田MBAの入試難易度は? 倍率・合格率を解説
ここでは、2024年度入試における早稲田大学ビジネススクールの入試倍率および合格率について解説します。
早稲田大学ビジネススクールの2年制MBAおよび1年制MBAの出願者数は225人・合格者数は57人であり、合格率は25.3%・倍率は3.9倍でした。
また、夜間主総合プログラムの出願者数は522人・合格者数は121人であり、合格率は23.2%・倍率は4.3倍となっています。
さらに、同年における夜間主プロフェッショナルの出願者数は185人・合格者は73人、合格率は39.5%・倍率は2.5倍でした。
各プログラムの入試倍率をみると、2年制・1年制MBAの入試倍率は3倍以上であり、夜間主総合プログラムの入試倍率は4倍を超えています。
入試倍率および合格率の観点からは、早稲田大学ビジネススクールの入試難易度が高いことがわかります。
早稲田大学MBAの入試対策
早稲田大学ビジネススクールの入試においては、出願書類である課題エッセイの対策を重点的に行う必要があります。
課題エッセイでは、主に以下の3点が問われます。
- 過去の実務経験の中で成し遂げたこと
- キャリアゴールとその達成法
- 研究テーマと課題・仮説
これらの項目について記載するためには、まず自分の過去の経験を洗い出し、将来的に目指したい状態について具体的に記述できるよう、内容を整理しておく必要があります。
その際、自分の現状と思い描くキャリアゴールとのギャップを明確化し、早稲田大学ビジネススクールの入試を受けるに至った動機に繋げると良いでしょう。
また、自身の業務上の課題を経営的な視点から考察することで、研究テーマの課題や仮説を立てやすくなります。
経営戦略やマーケティングをはじめ、生産管理やアカウンティング、ファイナンス、グローバル戦略などの分野から、自分が学びを深めたい分野を選んでおきましょう。
さらに、自分が興味を持っている分野の先行研究を読み込み、自分が研究成果を出したいと思えるテーマをピックアップしておくと良いでしょう。
早稲田大学ビジネススクールの面接試験では、主に課題エッセイに関する内容が問われるため、課題エッセイの対策が万全であれば、面接の対策は不要です。
課題エッセイの対策に不安がある方は、課題エッセイの添削を受けられるアガルートの国内MBA秋入試対策カリキュラムをチェックしてみましょう。
参考:早稲田大学ビジネススクール(早稲田大学MBA)の入試対策! 学費や難易度、倍率、社会人向けコースについても解説
早稲田大学MBAの評判は?
ここでは、早稲田大学ビジネススクールの評判を紹介します。
早稲田ビジネススクールの学生・修了生の声は、以下の通りです。
入学前と比較すると、目の前に現れる事象や課題を細部まで突き詰めて熟考することを恐れなくなりました。ケーススタディなどを通して、表面上見えているものの裏にある事象を捉えて初めて、真の答えが見えてくると学んだからこそです。
引用元:早稲田大学 大学院経営管理研究科
1年制総合はカリキュラムの密度が濃く、私は夜間主の授業も積極的に履修したため帰宅は連日深夜となり、さらに課題や予習にも追われ、毎日が体力勝負でした。仲間と励ましあい駆け抜けた1年間は私にとって目から鱗の連続で、自分の視点が引き上げられることを体感した人生の転機になりました。
引用元:早稲田大学 大学院経営管理研究科
学生が自主的に集まり学び合う機会が多いこともWBSの良さで、例えばファイナンスや財務会計の必修授業では、金融や会計の実務経験が豊富な学生が自主勉強会を開いてくれ、慣れない分野への不安が和らぐと同時に理解が深まりました。
引用元:早稲田大学 大学院経営管理研究科
まとめ
本コラムでは、早稲田大学ビジネススクールの入試難易度や各プログラムの特長について解説しました。
早稲田大学ビジネススクールでは、社会人向けの夜間プログラムや、履修言語を選択できる複数のプログラムが提供されています。
社会人として働きながらMBAの取得を目指している方にとっては、特におすすめのビジネススクールであると言えるでしょう。
一方で、早稲田大学ビジネススクールは入試倍率が高いため、十分な入試対策が必要です。
また、試験内容やプログラムの変更が予定されているため、最新情報をチェックしておくことが望ましいでしょう。
入試対策に不安がある方や、最短かつ確実な合格を目指したい方は、アガルートの国内MBA試験講座を利用してみてはいかがでしょうか。
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