横浜国立大学MBA(ビジネススクール)は社会人向けMBA! 入試難易度と倍率は?
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横浜国立大学MBA(横浜ビジネススクール)は、ビジネスに関する高度な専門知識が学べるMBAです。
MBA受験を検討している方の中には、横浜国立大学MBAの特徴や入試情報などをくわしく知りたいという方も多いでしょう。
本コラムでは、横浜国立大学MBAの基本情報や特徴、入試情報などを紹介します。
入試難易度や入試対策についても触れるため、受験を検討する際の参考にぜひ活用してください。
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目次
横浜国立大学大学院(横浜国立大学MBA)の基本情報
学校名 |
横浜国立大学大学院 国際社会科学府 経営学専攻 社会人専修コース(横浜ビジネススクール) |
所在地 |
神奈川県横浜市保土ケ谷区常盤台79‐4 |
アクセス |
相鉄・JR直通線「羽沢横浜国大」駅から徒歩約15分 横浜市営地下鉄「三ツ沢上町」駅から徒歩約16分 相鉄線「和田町」駅から徒歩約20分 |
授業時間 |
平日夜(18:50〜21:00/オンライン授業) 土曜(常盤台キャンパス) |
入試時期 |
出願提出:10月下旬、第1次選抜 筆記試験:11月、第2次選抜 口述試験:11月下旬〜12月上旬 |
試験内容 |
出願書類、筆記試験(小論文)、口述試験 |
募集人数 |
12名 |
学費 |
入学料:282,000円 |
電話番号 |
045-339-3684(社会科学系事務部 大学院学務係) |
URL |
横浜国立大学MBAは、横浜国立大学大学院国際社会科学府経営学専攻が、社会人実務家(実務経験3年以上)を対象として開講している2年制のMBAです。
正式名称は、横浜国立大学大学院国際社会科学府経営学専攻社会人専修コースといいます。
横浜国立大学MBAは、スクールの基本理念である実践性、先進性、開放性、国際性、多様性に基づき、高度で実践的な経営専門教育を目指しています。
横浜国立大学ビジネススクール(横浜国立大学MBA)の特徴
横浜国立大学MBAの主な特徴は、以下の2つです。
- 平日夜間と土曜日に開講している社会人向けMBA
- 演習を重視したカリキュラム
平日夜間と土曜日に開講している社会人向けMBA
横浜国立大学MBAは、平日夜間と土曜日のみ授業を実施する2年制の社会人向けMBAです。
平日夜間はオンライン授業のため、平日昼に働いている社会人の方も学びやすいシステムとなっています。
なお、平日の授業時間は18時50分〜21時です。
土曜日は授業設備と経営資料が充実した常盤台キャンパス内で、対面授業により演習ができます。
また、1クラス6名という徹底した少人数指導も、横浜国立大学MBAの特徴です。
少人数で授業を行うことで受講生と教員間のコミュニケーションが密になり、新たな価値観や知識を生み出せる教育環境となっています。
演習を重視したカリキュラム
横浜国立大学MBAは、ワークショップ演習やプロジェクト演習を重視したカリキュラムが大きな特徴です。
平成16年の開校以来、毎年2つの演習テーマを設け、演習テーマごとに学生を募集しています。
入学するためには、関心をもついずれかのテーマを選択して受験する仕組みとなっています。
2025年度入学試験の演習テーマは、「サステナビリティとイノベーション:組織・戦略の評価と再設計」、「ビジネス・インキュベーションによる企業成長:マーケティングとアカウンティングからのアプローチ」の2つです。
2年かけて演習テーマをワークショップ演習やプロジェクト演習でじっくり研究し、経営に関する高度な専門知識の習得と知識による問題解決を図る総合的なマネジメント能力が養えます。
また、演習テーマごとの募集のため、多様なバックグラウンドをもった社会人が受講生として集まります。
演習でのディスカッションなどを通してさまざまな意見や価値観に触れられる点も、横浜国立大学MBAの魅力でしょう。
横浜国立大学MBAの入試情報
横浜国立大学MBAの入試情報を、以下の項目で紹介します。
- 受験資格
- 試験日程
- 入試内容
受験資格
横浜国立大学MBAの受験資格は、大学卒業もしくは大卒相当の資格があること、企業などでの3年以上の実務経験があることの2つです。
大学卒業後、3年以上企業などで働いた経験のある方であれば、どなたでも受験できます。
大卒相当の資格については細かい条件が定められているため、詳しく知りたい場合は横浜ビジネススクール学生募集要項でご確認ください。
試験日程
横浜国立大学MBAの入試試験は、年1回実施されます。
例年のスケジュールは、出願申請10月下旬、第1次選抜11月、第2次選抜11月下旬〜12月上旬という流れです。
最終合格発表は、12月中旬となります。
以下、例年の入試日程を紹介します。
WEB出願システムによる出願申請期間 |
10月下旬 |
出願申請期間 |
10月下旬 |
第1次選抜(筆記試験) |
11月中旬 |
第1次選抜合格者発表 |
11月中旬~下旬 |
第2次選抜(口述試験) |
11月下旬 |
最終合格発表 |
12月上旬~中旬 |
※参考:令和7年度(2025 年度)国際社会科学府経営学専攻(博士課程前期)社会人専修コース(横浜ビジネススクール)学生募集要項
入試内容
横浜国立大学MBAの入試内容は、提出書類(研究計画書など)、小論文の筆記試験、口述試験の3つです。
出願申請期間に提出する書類には、研究計画書や職務活動等報告書などが含まれます。
また、第1次選抜は、90分の小論文試験です。
小論文と提出された書類の内容を総合的に審査し、第1次選抜の合格者が決定します。
第2次選抜は口述試験となり、第1次選抜の合格者のみ受験可能です。
なお、第1次選抜と第2次選抜は演習テーマごとに実施されます。
横浜国立大学MBAの入試難易度と倍率
横浜国立大学MBAの合格率や倍率などは、公開されていません。
詳細な情報が得られないため、試験難易度もどれくらいなのかわからない状況です。
しかし、例年ひとつの演習テーマに対しての募集人数は6名であり、合計12名しか合格できません。
演習テーマによっては受験希望者が多い場合も考えられるため、試験難易度は高くなることがあるでしょう。
横浜国立大学MBAの学費・入学費用は?
横浜国立大学MBAの学費・入学費用は、以下のとおりです。
- 入学料:282,000円
- 授業料半期分:267,900円
授業料は年額535,800円となり、2年間で1,071,600円となります。
入学料と合わせると、入学料232,000円+授業料2年分1,071,600円で合計1,303,600円です。
なお、試験を受ける際には、別途入学検定料30,000円がかかります。
参考:学生募集要項
横浜国立大学MBAの入試対策
横浜国立大学MBAの入試対策を、以下の3項目にわけて紹介します。
- 小論文の対策
- 出願書類の対策
- 面接の対策
小論文の対策
横浜国立大学MBAの小論文試験は、コンフリクト・マネジメントの知識やダイバーシティに関するテーマが出題されやすい傾向があります。
経営学の基礎知識にプラスして、アカデミックな知識が求められるため、アカデミックな知識を解説する本などで勉強しておくのがおすすめです。
参考にする本は一般的なビジネス書を選ばず、大学の教科書になっているような本を読むと、出題テーマに対して説得力のある小論文が書けるようになるでしょう。
出題書類の対策
出願書類内で対策が必要なものは、職務活動等報告書と研究計画書の2種類です。どちらも受験する年の演習テーマに関することを意識して書くことが重要です。
職務活動等報告書は、過去に自分が何をしてきたかを書く書類となります。
ボリュームは1200字以内と少なく、転職活動時に使う職務経歴書と同様なものとなるため、深く掘り下げるような内容を書く必要はありません。
しかし、演習テーマを意識して書くことを忘れないようにしましょう。
提出書類で最も重要なものは、研究計画書です。以下の内容で、研究計画書を作成しましょう。
研究計画書(2,400字以内)
- 研究テーマ(アカデミックなテーマ)
- 研究テーマ設定の背景(ビジネス上の背景)
- 先行研究の調査
- 自分なりの新たな研究の視点を提示(仮説や命題など)
- 研究方法(演繹法・帰納法)
- データ収集法(サーベイリサーチ・実験法・インタビュー・エスノグラフィー)
- 研究の意義
横浜国立大学MBAではアカデミックな研究が求められるため、研究テーマはアカデミックなものを選ぶ必要があります。
また、テーマに対する自分なりの視点は、完全に新たな視点ではなくても良く、自分の組織や実務上で役に立つという実務上の新たな視点の提示でも問題ありません。
なお、研究方法やデータ収集法は、新たに立てた仮説や命題に合わせたものを選択するようにしましょう。
最後に、研究の意義を学術的視点や実務的視点でしっかりと述べ、計画書の内容をまとめましょう。
研究の方法論についての知識が不足している方は、マネジメント研究に特化した方法論について書かれた本などで勉強するのがおすすめです。
面接の対策
横浜国立大学MBAの口述試験(面接)は、研究計画書に関する内容が質問の中心です。
研究計画書について詳しく質問されることを想定して、回答案などを準備しておきましょう。
具体的には、研究テーマ設定の背景や新たな研究の視点(仮題や命題)の内容、分析方法・データ収集法などについて聞かれます。
研究計画書がしっかり書けていれば、問題なくクリアできるでしょう。
研究計画書以外には、英語力や数学力など教養面について聞かれる場合があります。実力が不足している方は、試験日までに勉強しておくと良いでしょう。
※参考:【横浜国立大学MBA】入試対策を公開!出願書類・小論文・面接の攻略法とは?|アガルートアカデミー
横浜国立大学MBAの評判
以下、横浜国立大学MBAの修了生の声です。
仕事や家庭と両立しながらの取り組みは大変ですし、修了して急に何かが変わるようなものではないと思いますので、どう捉えるかは自分次第だと思います。しかし、普段は知り合うことのできない様々な立場のメンバーと深くビジネスについて議論ができ、先生方や同期との苦しみながら過ごす日々は、非常に貴重な財産になると思います。
※引用元:修了生Interview
YBS で学ぶことは、業務やキャリアプランにとって決して無駄にはなりません。しかし、YBS で学ぶ最大の利点は、社会人として忘れがちな「学ぶ楽しさ」を思い出させ、「学ぶ方法」を教えてくれることではないかと思います。
※引用元:修了生Interview
まとめ
本コラムでは、横浜国立大学MBAの基本情報や入試内容について解説しました。
以下、本コラムの要点です。
- 横浜国立大学MBAは、実務経験3年以上の社会人を対象とした2年制のMBA
- 授業は演習を重視したカリキュラムで、平日夜間と土曜日に開講している
- 入試は、出願期間は10月下旬、第1次選抜は11月、第2次選抜は11月下旬〜12月上旬とい
- スケジュールで年1回実施される
- 第1次選抜は提出書類と小論文試験による審査、第2次選抜は口述試験による審査
- 合格率や倍率は公表されていないが、募集人数が12名のため難易度は高いと予想できる
- 入学料と2年間の授業料の合計で1,303,600円の費用が必要
- 横浜国立大学MBA入試ではアカデミックな知識が必要となる
横浜国立大学MBAは、アカデミックな研究を行うための社会人向けMBAです。
演習テーマを正しく理解し、アカデミックな研究を意識して研究計画書や小論文を書くと、合格に近づけるでしょう。
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