【行政書士】基礎法学は捨てる? 勉強法・おすすめテキストを紹介
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「行政書士試験の基礎法学は捨て科目にしてもいい?」
「どのように勉強すればいい?」
など、行政書士試験の受験生の中には、基礎法学とどのように向き合えばよいか悩んでいる人もいるでしょう。
結論からいうと、基礎法学を完全に捨てることはおすすめできません。
2問中1問は比較的得点しやすい問題であるためです。
とはいえ、残り1問は「取れなくて当たり前」の難問である可能性が高く、そもそも2問しか出題されないため、基礎法学に気を取られすぎることも危険です。
当コラムでは、基礎法学の勉強法やおすすめのテキスト・問題集を紹介します。
「基礎法学を捨てるべきかどうか」についてもさらに深く解説しているため、基礎法学との付き合い方で悩んでいる人はぜひ最後までご覧ください。
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目次
行政書士試験の【基礎法学】とは
行政書士試験の「基礎法学」とは、憲法や民法のような法律そのものではなく、「法律とは何か」という基礎的なことや法令用語など、法律全体に共通する知識が問われる科目です。
例えば、法令用語に「善意」「悪意」という言葉があります。
一般的には「善意=良い感情」「悪意=悪い感情」という意味で使用しますが、法令用語としての善意・悪意は、「その事実を知っているか(悪意)知らないか(善意)」という意味をもちます。
民法の総則や物件では、上記の「善意・悪意」が当然のように出てくるため、あらかじめ押さえておかないと問題の意味を正しく理解できないでしょう。
そのほか、裁判制度や紛争解決制度、時事問題なども出題されます。
基礎法学の配点は以下のとおりです。
科目 |
出題数 |
配点 |
基礎法学 |
5肢択一式×2問 |
8点 |
5肢択一式が2問と、法令等科目の中でもっとも少なく、2問中1問は難問である可能性が高いため、「捨て科目」認定されがちな科目でもあります。
注意点は、その難問が1問目から出題される可能性がある点です。
本試験では、1〜2問目に基礎法学が出題されます。
そのため、「1問目から難問に遭遇し、頭が真っ白になってしまった」というケースは少なくありません。
しかし、1問目から「わからない」「どうしよう」「終わった」と絶望してしまっては、最悪の精神状態で3時間もの長丁場を乗り切るはめになってしまいます。
1問目から難問に当たってしまっても、問題文を読んで理解できなければ潔く飛ばし、気持ちを切り替えて挑む必要があるでしょう。
基礎法学の勉強にテキスト・過去問は必要?
基礎法学の勉強に、科目専門のテキストや過去問は必要ありません。
オールインワンのテキストと過去問が1冊ずつあれば十分です。
なぜなら、前述のとおり基礎法学はたった2問と出題数が少なく、さらにそのうち1問は対策をしても正解できない可能性が高いためです。
例えば憲法や商法・会社法のように、「民法や行政法ほどの出題数はないがそこそこのウェイトがある」というような科目であれば、+αで科目専門の教材を用意してもよいでしょう。
しかし、解けるかどうかわからない1問を含めた2問のためにわざわざ時間を割くよりも、民法や行政法などの主要科目に注力したほうが賢明です。
とはいえ、「1点に泣く」結果になる可能性があることを考えると、基礎法学でなんとか2問正解したいと考える人もいるでしょう。
基礎法学を強化したい場合は、科目専門の教材を用意してもよいかもしれません。
ここでは、基礎法学の勉強におすすめのテキスト・過去問を紹介します。
行政書士トレーニング問題集1基礎法学・憲法(資格の大原)
出典:Amazon.co.jp
「行政書士トレーニング問題集1基礎法学・憲法」(資格の大原)は、過去問と他資格試験問題、オリジナル問題がバランスよく収録された、基礎法学・憲法専門の問題集です。
行政書士試験の問題だけでなく、司法試験や司法書士試験、公務員試験の問題にまで取り組めるため、よいトレーニングになるでしょう。
また、基本から応用までさまざまなレベルの問題に挑戦できる点も魅力です。
基本的な知識の定着に役立つことはもちろん、現在の自分のレベルを図る材料にもなります。
「手持ちのオールインワンの問題集ではもの足りない」という人におすすめです。
行政書士 憲法・基礎法学が得意になる本(早稲田経営出版)
出典:Amazon.co.jp
「行政書士 憲法・基礎法学が得意になる本」(早稲田経営出版)は、厳選された本試験問題とオリジナル予想問題が収録された問題集です。
出題される可能性の高い重要な問題だけが掲載されているため、無駄のない学習が可能です。
また、巻頭では解き方の具体例やテクニックについても解説されています。
書かれているとおりの方法で繰り返し実践すれば、憲法・基礎法学に苦手意識がある人でも高い効果を得られるでしょう。
憲法・基礎法学を得意科目にしたい人におすすめの一冊です。
デイリー法学用語辞典(三省堂)
出典:Amazon.co.jp
「デイリー法学用語辞典」(三省堂)は、法令用語の意味や事例、要件などが調べられる辞典です。
基礎法学で出題される用語はもちろん、ほかの科目に関連する法令用語も掲載されているため、「まずテキストに載っている単語の意味がわからない」という状態の初学者におすすめです。
そのほか、行政書士試験で出題される科目以外にも、刑法や民事訴訟法といった司法書士試験科目の用語も掲載されています。
ダブルライセンスを狙っている人にもおすすめしたい一冊です。
行政書士「基礎法学」は捨てる? 勉強法とは
基礎法学を完全に捨ててしまうことはおすすめできません。
「たかが2問」と思うかもしれませんが、そのうち1問はしっかり対策すれば取れる問題であるためです。
取れる問題を捨て、「数点足りずに不合格」となれば、後悔してもしきれないでしょう。
とはいえ、2問とも取るつもりで勉強することは現実的ではありません。
前述のとおり、2問中1問はトリッキーな問題が出題される傾向にあり、そのような問題までカバーしようと思ったら、時間がいくらあっても足りません。
「取れる問題だけをしっかり取る」というスタンスで臨みましょう。
ただし「勉強しても模試で1問も取れたためしがない」「過去問の正解率がかなり低い」というように、勉強の効果がまったく出ずモチベーションが下がってしまうなら「思い切って捨てる」という選択肢もアリかもしれません。
ここでは、基礎法学の勉強のポイントについて解説します。
基礎法学の勉強法3つ
基礎法学の勉強法のポイントは、以下の3つです。
- 時間をかけすぎない
- 頻出ポイントに絞って勉強する
- 成果が出なくても「そういうもの」と割り切る
それぞれ解説します。
時間をかけすぎない
勉強に時間をかけすぎないことが重要なポイントのひとつです。
最低限の勉強時間を確保する必要はありますが、民法や行政法など、基礎法学よりも優先的に時間を使うべき科目はほかにもたくさんあるためです。
テキストを一周したあとは、対策しやすい法令用語を重点的に覚えたり過去問をチェックしたりなど、効率的に勉強することをおすすめします。
法令用語に関しては、最低限テキストに出てくる用語くらいは押さえておきましょう。
ただし深いところまで理解する必要はなく、用語とその意味を暗記する程度で問題ありません。
過去問の使い方については、次項で解説します。
過去問学習は頻出ポイントに絞る
過去問学習を行う際は、すべての問題をまんべんなく解くのではなく、頻出ポイントに絞って取り組みましょう。
再度出題される可能性の低い難問に時間を割くメリットはないためです。
過去問の多くは、各問題に難易度や優先度が記載されています。
難易度が低い問題や優先度が高い問題など、「取るべき問題」を重点的に解きましょう。
「取るべき問題」の正答率がある程度上がれば、本試験でも1問は取れるようになるはずです。
なお、基礎法学に関しては、毎日勉強する必要はありません。
曜日を決めて週に何回か「基礎法学に触れる日」を作る程度でよいでしょう。
成果が出なくても「そういうもの」と割り切る
「勉強したのに得点できない」となると、モチベーションが下がってしまったり「やはり自分には無理なのでは」と諦めそうになったりしますが、たとえ成果が出なくても「そういうもの」と割り切りましょう。
ここまでに解説したとおり、基礎法学は難問が出題される可能性が高い科目です。
中には、「取れなくて当たり前」というレベルの問題が出題されることもあります。
そのため、普段の過去問演習や模試で思うように成果が出なくても、ネガティブにならないようにしましょう。
基礎法学で出題される難問は、はっきりいって受験生の出鼻を挫くいじわる問題です。
本試験中も、「1問目からわからない」「問題の意味さえ理解できない」というようなストレスに支配され、まんまとペースを崩されないようにしましょう。
関連コラム:行政書士試験は独学でも合格は可能!2つのポイントと正しい勉強法とは
まとめ
行政書士試験における基礎法学の勉強法やおすすめのテキスト・問題集を紹介しました。
最後にコラムの要点をまとめます。
- 行政書士試験の基礎法学とは、「法律全体に共有する知識」が問われる科目
- 基礎法学の対策に科目専門のテキストや問題集は不要だが、どうしても2問正解を目指したい場合は科目専門の教材を用意することも選択肢のひとつ
- 基礎法学を完全に捨ててしまうことはおすすめできないが、2問中1問は取れるよう心がける
- 基礎法学の勉強のポイントは、「時間をかけすぎない」「過去問演習は頻出ポイントに絞る」「成果が出なくても『そういうもの』と割り切る」こと
独学では、「基礎法学を捨て科目にするかどうか」「合格するためにはそのような勉強が必要か」といったことの答えが見つかりにくく、悩んでしまうことが少なくありません。
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