行政書士はニートからでもなれる! 一発逆転は可能?
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ニートから脱却するために行政書士試験の受験を検討している人の中には、「でも、ニートが行政書士になれるの?」と不安に思っている人もいるのではないでしょうか。
ニートからでも、行政書士になることは可能です。
行政書士は受験資格がなく、独立しやすい職業であるためです。
そのため、学歴や職歴がなくても問題ありません。
また、ニートは一般的な受験生よりも勉強時間を確保しやすいため、一般的な受験生よりスムーズに勉強を進められる可能性があります。
当コラムでは、ニートに行政書士がおすすめな理由やニートが行政書士になる方法について解説します。
一発逆転できるかどうかについても解説しているため、ニートから脱却したい人はぜひ最後までご覧ください。
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目次
ニートに行政書士がおすすめな理由4つ
ニートに行政書士がおすすめな理由は以下の4つです。
- 勉強時間を多く取れるから
- 受験資格がないから
- 独立しやすい資格だから
- 知識ゼロからでも法律家になれるから
それぞれ解説します。
勉強時間を多く取れるから
ニートに行政書士がおすすめな理由のひとつは、勉強時間を多く取れることです。
働きながら行政書士を目指す場合は、「勉強時間をいかに確保できるか」が課題になります。
早朝や隙間時間を利用して、やっと1日数時間の勉強時間を捻出しているケースは少なくありません。
その点、ニートや引きこもりは時間が有り余っていることが多く、働いている人が仕事に充てている時間をそのまま勉強時間として使えます。
なお、行政書士試験合格に必要な勉強時間は、600〜1,000時間が目安であるといわれています。
働きながら試験合格を目指す人と、ニートとを比較してみましょう。
受験生の属性 | 勉強に使える時間 | 合格にかかる日数 |
働きながら行政書士を目指す人 | 平日3時間・休日8時間 | 8か月 |
ニート | 毎日8時間 | 4〜5か月 |
※合格にかかる日数=勉強時間が1,000時間に達するまでの期間として計算しています。
このように、ニートは働きながら行政書士を目指す人に比べ、2倍近くのペースで勉強を進められる可能性を秘めています。
上記は1日の勉強時間を8時間で計算しているため、8時間以上勉強に時間を割けるなら、さらに合格までの日数を短縮できるでしょう。
受験資格がないから
行政書士試験に受験資格がないことも、ニートに行政書士がおすすめな理由のひとつです。
例えば社会保険労務士や税理士などは、学歴・資格・職歴といった受験資格が定められています。
しかし行政書士試験は、学歴や資格、職歴に関係なく誰でも受験可能です。
そのため高卒や中卒、学生のころから引きこもりでそのままニートになったケースでも受験でき、合格できれば行政書士になれます。
「どうせニートだから無理」「ろくに学校の勉強をしてこなかったから難しいだろう」と諦めず、正しい方法でコツコツ勉強すれば、誰でもチャンスを掴み取れるでしょう。
勉強法については次章で詳しく解説します。
独立しやすい資格だから
独立のしやすさも、ニートに適しています。
独立開業する=就職するときのように、職歴を気にする必要がないためです。
例えばニート歴が長い場合や履歴書に書けるような職歴がないケースでも、開業したら関係ありません。
自宅で開業でき自分のペースで働けるため、会社員が合わない人や、働き方を選びたい人にもおすすめです。
行政書士として成功することは簡単ではなく、もちろん努力や工夫は必要です。
しかし、方法次第では平均年収より稼げることもあります。
現に、中には年収1,000万円を達成している人もいます。
たとえ今はニートでも、「一発逆転を狙える可能性がある」資格だといえるでしょう。
知識ゼロからでも法律家になれるから
知識ゼロからでも法律家になれるところも、行政書士をニートにおすすめする理由としてあげられます。
行政書士試験は難しいですが、決して「手が届かないほど難しい試験」ではありません。
例えば以下は、ほかの法律系資格を難易度順にランク付けしたものです。
順位 | 資格名 | 合格率 |
1 | 司法書士 | 3〜4% |
2 | 不動産鑑定士 | 5% |
3 | 社会保険労務士 | 4〜6% |
4 | 弁理士 | 6〜10% |
5 | 土地家屋調査士 | 7〜9% |
6 | 公認会計士 | 10% |
7 | 行政書士 | 8〜15% ※ここ5年間は10〜13%程度 |
参照:最近10年間における行政書士試験結果の推移|一般財団法人行政書士試験研究センター
上記はあくまでも合格率だけで判断した結果ですが、行政書士の難易度がほかの法律系国家資格と比べてそれほど高くないことがわかります。
また、前述のとおり、行政書士試験は「誰でも受験できる試験」です。
そのため、本気で行政書士を目指している人ばかりが受験しているとは限りません。
中には、たいした対策もせず受験する人や記念受験の人もいるため、そのぶん合格率が下がっている可能性も考えられます。
行政書士試験の魅力は、法律の学習経験がなくても合格できる可能性がある点です。
正しい方法で取り組めば、近い将来法律家として人の役に立てるでしょう。
ニートが行政書士になる方法
行政書士になるためには、行政書士試験に合格する必要があります。
前述のとおり、行政書士は合格率10%前後の難しい試験です。
ニートが合格するためには、具体的にどのような勉強をすればよいのでしょうか。
ここでは、ニートが行政書士になる方法について解説します。
勉強の手段を決める
まず、勉強する手段を決めましょう。
勉強の手段は大きく分けて以下の3つがあります。
勉強方法 |
メリット |
デメリット |
1.独学 |
・自分のペースで進められる ・低コストでできる |
・挫折しやすい ・自分で計画を立てる必要がある |
2.予備校に通う |
・モチベーションが保てる ・質問がしやすい |
・費用が高額になる場合がある ・通学する必要がある |
3.通信講座を利用する |
・予備校より費用を抑えられる ・どこでも講義が受けられる |
・独学よりは費用がかかる ・自分で計画を立てる必要がある |
独学は低コストで取り組める方法ですが、モチベーションの維持が難しく、合格までに時間がかかる可能性があります。
とにかく費用をかけたくない人には適していますが、短期合格を目指している人には向かないでしょう。
それに対し予備校は、わからないことを講師に質問できる環境にあるため学力を伸ばしやすいですが、費用が高額になる場合があるうえわざわざ通学する必要があります。
費用をかけたくない人や極力外に出たくない人、人が多い場所に苦手意識がある人には不向きでしょう。
おすすめは、通信講座の利用です。
独学よりは費用がかかりますが、質の高い講義がいつでもどこでも受けられます。
はじめに通信講座を受けてみて、途中から独学に切り替えるという方法もあります。
毎日一定の勉強時間を作る
勉強する手段が決まったら、毎日一定の勉強時間を作りましょう。
勉強を習慣化するためにも、できれば毎日決まった時間に勉強することをおすすめします。
例えば以下のようにスケジュールを組めば、無理なく勉強が継続できるでしょう。
時間帯 |
勉強時間 |
|
午前中 |
10:00〜12:00 |
2時間 |
午後 |
13:00〜15:00 16:00〜18:00 |
4時間 |
夜 |
21:00〜23:00 |
2時間 |
合計 |
8時間 |
あくまでも一例ですが、上記のスケジュールなら、途中で何度か休憩を挟んでも勉強時間を8時間確保できます。
夜型であれば、昼間に睡眠をとって夜中に勉強する計画にしてもよいでしょう。
模試を受けてみる
勉強の習慣がつき、知識がある程度定着したら、模試を受けてみることをおすすめします。
特に独学の場合は、どの程度実力がついてきたかがわかりにくいため、本試験までに何度か受験しておくとよいでしょう。
模試には模試会場で受けるものと自宅で受けるものがありますが、おすすめは「模試会場で受ける模試」です。
本試験のよいシミュレーションになるため、一度は体験しておきましょう。
模試を受けることで、「自分の苦手」や「知識が足りていないところ」が浮き彫りになります。
うまく活用し、学力アップに役立てましょう。
ニートが行政書士資格を取って一発逆転は可能?
行政書士資格を取ったからといって、100%人生一発逆転できるとは限りません。
資格は、行政書士としての成功を約束してくれるものではないためです。
もちろん一発逆転のきっかけにはなりますが、そこから実際に一発逆転を果たせるかどうかは、資格取得後のがんばり次第です。
ただ、資格が取れれば独立できる可能性が見えてきます。
行政書士事務所や他士業事務所に就職したり、さらに勉強を続けてほかの資格を目指したりといった道もあるでしょう。
何より、目標に向かって本気で勉強した日々は自分にとって確実にプラスになります。
たとえ行政書士にならなくても、資格取得を通して、社会へ出る勇気を持てるようになったり、自分に自信がもてるようになったりといったメリットもあります。
一発逆転できるかどうかはやってみなければわかりませんが、目標をもつことや挑戦することに大きな意味があります。
興味があるなら、挑戦してみてはいかがでしょうか。
関連コラム:行政書士とはどんな仕事をする人?資格取得のメリットはある?
まとめ
ニートに行政書士がおすすめな理由や、ニートが行政書士になる方法について解説しました。
最後にコラムをまとめます。
- ニートに行政書士がおすすめな理由は、勉強時間を多く取れることや行政書士試験に受験資格がないこと
- ニートから行政書士になるためには、まず「独学で行くか」「予備校に通うか」など、勉強の手段を決める必要がある
- 最初はいつでもどこでも取り組める「通信講座」がおすすめ
- 勉強を習慣化し、ある程度知識が定着したら模試を受けてみる
- 「行政書士資格を取れば一発逆転できる」というものではないが、努力して資格を取得したことは必ず自分にとってプラスになる
一歩踏み出すためには、勇気が必要かもしれません。
しかし、時間があるならチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
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