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【2024年】行政書士試験の日程と申し込み方法

試験情報

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行政書士に興味がある人の中には、今年度はじめて行政書士試験の受験を検討している人もいるのではないでしょうか。

2024年度(令和6年度)の行政書士試験の試験日は11月10日(日)です。受験申込はすでに始まっています。

申込方法には「郵送」と「インターネット」があり、それぞれ申込期間が異なるため、コラムをよく読み間違えないよう注意しましょう。

 

当コラムでは、行政書士試験の日程と申込方法について解説します。

合格発表までの流れや試験の概要についても解説しているため、ぜひ最後までご覧ください。

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行政書士試験の試験日程と申し込み期間

2024年度の行政書士試験は、11月10日(日)に行われます。

時間は13時〜16時の3時間です。

試験は、郵送またはインターネットから申し込めます。

申込方法によって、申込期間が微妙に異なる点に注意しましょう。

試験日

2024年(令和6年)11月10日(日) 13:00~16:00

申込期間

郵送:2024年7月29日(月)~8月30日(金)消印有効

インターネット:2024年7月29日(月)9:00~8月27日(火)17:00

 

行政書士試験の申し込み方法と合格発表までの流れ

行政書士試験を受験するなら、まず「受験願書・試験案内」を入手しましょう。

合格発表までの流れは以下のとおりです。

  1. 受験願書・試験案内を入手する
  2. 受験申し込みをする
  3. 受験票を受け取る
  4. 試験日に試験を受ける
  5. 合格発表

ここでは、行政書士試験の申し込み方法と合格発表までの流れを解説します。

1.受験願書・試験案内を入手する

まずは受験願書・試験案内を入手します。

入手方法には、以下の2つがあります。

  • 窓口で受け取る方法
  • センター(行政書士試験研究センター)に郵便で請求する方法

それぞれ解説します。

窓口で受け取る方法

ひとつ目は、窓口で受け取る方法です。

「窓口」とは、都道府県庁舎や地域の振興事務所、行政書士会などの窓口を指します。

そのほか、一部ではありますが書店でも受け取れます。

例えば、試験地が東京都の場合の配布場所は以下のとおりです。

  • 行政書士試験研究センター
  • 東京都庁第一本庁舎(1階・2階各案内コーナー)
  • 東京都庁第二本庁舎(1階・2階各案内コーナー)
  • 東京国際フォーラム案内所(ガラス棟1階)
  • 東京都旅券課立川分室(ルミネ立川店・JR立川駅ビル9階)
  • 東京都行政書士会

地域によって受け取れる場所が異なるため、「令和6年度試験案内・受験願書配布場所」で配布場所を確認しましょう。

また、施設によって配布時間も異なります。

あわせて確認しておくことをおすすめします。

なお、窓口で受け取れる期間は「2024年7月29日(月)〜2024年8月30(金)です。

約1か月しか配布期間が設けられていないため、早めにもらっておくようにしましょう。

センターに郵便で請求する方法

2つ目は、行政書士試験研究センターに郵送で請求する方法です。

140円分の郵便切手を貼りつけた返信封筒を以下の宛先に送付すれば、受験願書・試験案内を返送してもらえます。

受験願書・試験案内の請求先

〒252-0299 日本郵便株式会社 相模原郵便局留

一般財団法人行政書士試験研究センター試験課

返信封筒には、A4サイズの書類が折らずに入る封筒(角形2号)を使用しましょう。

受験願書・試験案内を請求する際の封筒には、特に指定はありません。

受付期間は「2024年7月8日(月)〜2024年8月23日(金)必着」で、2024年7月29日から順次発送されます。

「消印有効」ではなく「必着」である点に注意が必要です。

また、窓口で受け取る場合よりも早く終了する点にも気をつけましょう。

うっかり期限を過ぎてしまっても、8月30日までであれば窓口で受け取れます。

慌てず窓口で受け取るようにしましょう。

2.受験申し込みをする

受験願書・試験案内を入手したら中身をよく確認し、受験申し込みに進みます。

申込方法は「郵送」「インターネット」の2つです。

ここでは、それぞれの申込方法について解説します。

郵送

郵送での受験申込みの受付期間は令和6年7月29日(月)から令和6年8月30日(金)(消印有効)です。

郵送で申し込む際の申込手順は以下のとおりです。

  1. 願書を記入する
  2. 本人確認用の顔写真を用意し願書に貼りつける
  3. 郵便局の窓口で受験手数料を払い込む
  4. 「振替払込受付証明書(お客さま用)を願書に貼りつける
  5. 申込書類を専用封筒に入れ「簡易書留郵便」で送る

①願書を記入する

願書は、記載例を見ながら漏れがないよう記入しましょう。

使用できる筆記用具は「黒のボールペン」です。
鉛筆や黒以外のボールペン、摩擦で消えるフリクションペンなどを使用しないよう注意しましょう。

本人確認用の顔写真を用意し願書に貼りつける

顔写真は、証明写真機で撮影したもので問題ありません。
ただし以下のような細かいルールがあるため、要件を確認してから撮影しましょう。

  • サイズは縦4cm×横3cm(顔の大きさは約3cm)
  • カラーのもの
  • 背景は白・水色・グレーなどの無地
  • 受験申込者本人のみが写っているもの
  • 願書提出前3か月以内に撮影したもの
  • 帽子・影があるものはNG
  • 正面を向いている

写真が撮影できたら願書に貼りつけます。

③郵便局の窓口で受験手数料を払い込む

受験手数料10,400円は、必ず「郵便局の窓口」で払い込む必要があります

ATMでは「振替払込受付証明書」が発行されないため、ATMで振り込まないよう注意しましょう。

④「振替払込受付証明書(お客さま用)を願書に貼りつける

受験手数料を払い込むと、以下の書類が発行されます。

  • 振替払込請求書兼受領証
  • 振替払込受付証明書(お客さま用)

願書には、「お客さま用」のほうを貼りつけます。貼り忘れると受け付けてもらえないため要注意です。

間違えて受領証のほうを貼りつけてしまった場合は、手元に残った「お客さま用」を控えとして大切に保管しておきましょう。

⑤申込書類を専用封筒に入れ「簡易書留郵便」で送る

申込準備が整ったら、いよいよ願書を発送します。

封筒は、「受験願書・試験案内」が入っていた封筒をそのまま使用します。

封筒には氏名・住所を記載する欄が設けられているため、忘れずに記載しましょう。

インターネット

インターネットでの受験申込みの受付期間は令和6年7月29日(月)午前9時から令和6年8月27日(火)午後5時までです。

インターネットで申し込む際の申込手順は以下のとおりです。

  1. 本人確認用の顔写真を用意する(データ)
  2. インターネット申込登録を行う
  3. クレジットカード・コンビニ払いで受験手数料を払い込む
  4. 申込登録・受験手数料の払い込みが完了するとメールが届く

 

①本人確認用の顔写真を用意する(データ)

まず、本人確認用の顔写真を、プリントしたものではなくデータで用意しましょう。

インターネット申込登録の際、顔写真を添付する必要があるためです。

画像データに関するルールは以下のとおりです。

  • JPEG形式のもの(拡張子はjpg)
  • サイズは幅240×高さ320ピクセル(登録時に加工が可能)
  • 正面上半身像で顔がよくわかるもの(顔の大きさは全体の約4分の3)
  • カラーのもの
  • 背景は白・水色・グレーなどの無地
  • 受験申込者本人のみが写っているもの
  • 願書提出前3か月以内に撮影したもの
  • 帽子・影があるものはNG
  • 正面を向いている

 

②インターネット申込登録を行う

写真が準備できたら、「行政書士試験研究センター」のホームページからインターネット申込登録を行います。

インターネットによる受験申込みの確認 | 行政書士試験研究センター

準備しておいた写真を添付し、ほかの項目を埋めます。

なお、写真のサイズが異なる場合は先に進めません。サイズが異なる時は、登録画面上にある加工ツールを利用し、適切なファイルサイズに加工しましょう。

 

③クレジットカード・コンビニ払いで受験手数料を払い込む

申込登録が完了したら、受験手数料10,400円を払い込みます。

払い込み方法はクレジットカードまたはコンビニ払いです。

 

④申込登録・受験手数料の払い込みが完了するとメールが届く

申込登録と受験手数料の払い込みをしたら申し込みが完了し、登録完了メールが届きます。

3.受験票を受け取る

受験票は、受験申し込みの際に記載した住所に郵送されます。

2024年度の試験では、2024年10月21日(月)に発送が予定されています。

受験票が届いたら、記載されている内容を確認しましょう。

特に、試験会場は希望と異なる会場が割り当てられる可能性があるため、「希望どおりの会場で受験できる」と思い込んでいると危険です。

試験会場を間違えてしまわないよう、必ず確認しておきましょう

もし10月25日(金)を過ぎても受験票が届かない場合、再発行が可能です。

10月25日までに届かない時は、必ず「行政書士試験研究センター」に連絡しましょう

そのあとの対応は、連絡のタイミングによって異なります。

  • 受験票未着の連絡を11月1日(金)までに行った:再度受験票が発送される
  • それ以降に連絡を行った:試験当日までに試験会場で再発行手続きを行う

そのほか、氏名や生年月日に相違がないかどうかもチェックしておきましょう。

もし相違があった場合でも、試験当日は登録情報とのズレを防ぐため、受験票どおりに記載しなければなりません。

なお、合格発表の際は氏名ではなく受験番号が掲載されるため、受験票は受験番号確認用として合格発表まで大切に保管しておきましょう。

4.試験日に試験を受ける

試験当日は、受験票に記載された試験会場で受験します。

指定の試験会場以外では受験できないため、必ず受験票記載の会場に向かいましょう。

当日の流れは以下のとおりです。

  1. 試験室への入室開始:11:50〜
  2. 注意事項の説明:12:30〜
  3. 試験開始:13:00
  4. 試験終了:16:00

試験会場に受験者用の駐車場や駐輪場はありません。そのため公共交通機関を利用する必要があります。
電車の遅延や渋滞などのハプニングを想定し、できるだけ早めに向かったほうがよいでしょう。

試験開始は13:00からですが、12:30から受験に関する注意事項の説明が行われます。遅くとも、12:20までには受験番号どおりの座席に着席するようにしましょう。
万が一遅刻しても試験開始後30分以内であれば受験可能ですが、30分を過ぎると受験できなくなります。

試験会場が遠方の場合、試験会場付近にホテルをとり、前日から移動しておくことも検討したほうがよいかもしれません。

試験開始から14:30までは退室できませんが、そのあとは試験終了10分前まで退室が可能です。
14:30までにすべて解き終えられる人はほとんどいないと考えられますが、もし解き終わっても、14:30までは離席せずそのまま待ちましょう。でないと欠席扱いになってしまいます。

試験は午後からということもあり、人によっては昼食を食べるか食べないかでコンディションが変わることもあるでしょう。

万全の状態で試験に臨めるよう、事前にシミュレーションしておくことをおすすめします。

5.合格発表

合格発表日は2025年1月29日(水)です。

合格者の受験番号が以下の日程で「行政書士試験研究センターの事務所掲示板」に公示されるほか、行政書士試験研究センターのホームページにも掲載されます。

  • 期間:2025年1月29日(水)〜2025年2月4日(火)※日曜を除く
  • 時間:9:00〜17:00

公示のあと、受験者全員に合否通知書が発送されます。

ただし、欠席者や欠席扱いになった人には発送されません。

さらに合格者には、合格証が2025年2月14日(金)に発送される予定です。
合格証は簡易書留郵便で届きます。

合格証は、行政書士登録する際に必要な書類です。
紛失した場合でも代わりになるものは交付してもらえますが、合格証の再発行はできないため大切に保管しておきましょう。

行政書士試験その他試験概要

ほかにも、行政書士試験を受験するなら覚えておくべきことがあります。

ここでは、受験手数料や受験資格など、前章で解説したこと以外の試験概要について解説します。

受験手数料

受験手数料は1万400円です。

受験資格

受験資格はありません。

年齢・学歴・国籍に関係なく誰でも受験可能です。

例えば小学生でも外国人でも受験でき、合格すれば行政書士資格を取得できます。

(ただし、行政書士登録は20歳以上でなければできません)

試験会場

現在居住している地域や住民票に記載されている住所にかかわらず、受験したい試験会場を選択できます。

ただし先着順で、定員に達した場合はほかの試験会場に変更されます。

自然災害や特別な事情が生じた時も同様です。

なお、2024年度の試験会場は、行政書士試験研究センターのホームページに掲載されています。

詳細は以下のリンクから確認してください。

参照:「令和6年度試験地及び試験場」一般財団法人行政書士試験研究センター

試験科目

試験科目は以下のとおりです。

行政書士の業務に関し必要な法令等

(法令等)

行政書士の業務に関し必要な基礎知識

(基礎知識)

・憲法

・行政法

・民法

・商法・会社法

・基礎法学

・一般知識

・行政書士法等行政書士業務と密接に関連する諸法令

・情報通信・個人情報保護

・文章理解

法令等からは46問、基礎知識からは14問出題されます。

なお、出題形式には以下の3つの種類があります。

  • 5肢択一式:5つの選択肢の中から該当するものを選択する問題
  • 多肢選択式:20の語句の中から該当するものを選択する問題
  • 記述式:40字前後の文章で解答する問題

基礎知識はすべて5肢択一式で出題されます。

しかし法令科目は「5肢択一式40問・多肢選択式3問・記述式3問」と、すべての形式が出題されます。

どの形式で出題されても正解を導き出せるよう、とにかく過去問演習を繰り返し、知識を定着させる必要があるでしょう。

特例措置について

身体の障がいなどで以下のような措置が必要な場合、状況に応じて措置が認められることがあります。

  • 車椅子を使用する
  • 車で来場する
  • 補聴器を使用する
  • 拡大鏡・ルーペ・虫メガネを持ち込む
  • 試験中に服薬する

ただし、無断では行えません。

受験を申し込む前に、必ず行政書士試験研究センターに相談するようにしましょう。

相談後、センターから「行政書士試験身体障害者等受験特例措置申請書」が送られてきます。

どのように対応すべきかは、申込方法によって異なります。

  • 郵送:願書を郵送する際に、医師の診断書または障害者手帳の写し+申請書を同封する
  • インターネット:センターの指示に従う

なお、センターへの相談は2024年8月23日までに行い、8月30日までに書類が到着するようにしなければなりません(令和6年度の受験の場合)。

また、相談・希望したからといって、特例措置が100%認められるとは限りません。

認められないケースもあることを念頭に置いておきましょう。

合格基準

行政書士試験の合格基準は以下のとおりです。

  1. 「法令等」で122点以上
  2. 「基礎知識」で24点以上
  3. 全体で180点以上

上記3つの基準をすべて満たせば合格です。

しかし、上記のうちひとつでも達成できなければ合格できません。

例えば、全体で180点以上でも、基礎知識で20点しか取れなければ落ちてしまいます。

余裕をもって合格基準を満たせるよう、できるだけ苦手分野や捨て科目をつくらないようにすることをおすすめします。

例年の合格率

行政書士試験の合格率は10%前後です。

決して簡単な試験ではありませんが、令和に入ってからは、以下のとおり10%を超える年が続いています。

年度

合格率

2023年度(令和5年度)

13.98%

2022年度(令和4年度)

12.13%

2021年度(令和3年度)

11.18%

2020年度(令和2年度)

10.72%

2019年度(令和元年度)

11.48%

参考:「最近10年間における行政書士試験結果の推移」一般財団法人行政書士試験研究センター

関連コラム:行政書士試験の難易度とは?簡単って本当?

正しい方法で勉強すれば、誰にでも合格のチャンスがあります。

ぜひ挑戦してみてください。

まとめ

行政書士試験の日程や申込方法について解説しました。

コラムをまとめます。

  • 行政書士の試験日まとめ
    • 行政書士試験日は2024年(令和6年)11月10日の13:00〜16:00
    • 申込期間は「郵送」か「インターネット」で微妙に異なるため注意が必要
    • 行政書士試験を受験するなら、まずは「受験願書・試験案内」を入手する
    • 試験当日は公共交通機関を利用し、早めに試験会場に向かう
    • 受験票は試験の際に持参し、そのあとも合格発表まで大切に保管しておく

行政書士試験は、努力すれば誰でも合格を目指せる試験です。

しかし、「10%前後」という合格率が物語るとおり、簡単な試験ではありません。

はじめから自己流で勉強してしまうと、何年経っても合格できない可能性があります。

効率よく合格を目指すなら、合格率が高いアガルートの行政書士講座がおすすめです。

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