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【行政書士試験】民法が難しい!と思う人におすすめの勉強法3つ

勉強法

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行政書士試験の受験生の中には、「民法が難しくてなかなか勉強が進まない」「民法が苦手すぎて心が折れそう」という人もいるのではないでしょうか。

行政書士試験において、民法は「300満点中76点」という大きなウェイトを占めています。そのため苦手科目にしてしまうと、一気に合格から遠ざかってしまうでしょう。

当コラムでは、民法が難しいと感じている人に向けて、民法の勉強法について解説します。民法対策におすすめのテキスト・問題集も紹介しているため、ぜひ最後までご覧ください。

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行政書士試験の【民法】とは

行政書士試験の「民法」とは、以下の5つの分野で構成された「国民同士の日常生活に適用される法律」のことをいいます。

分野

概要

頻出ポイント

総則

民法全体のルールを定めたもの

  • 制限行為能力者
  • 代理
  • 意思表示
  • 時効

財産法

物権法

土地・建物といった
「物」に関する権利

  • 物権変動
  • 所有権
  • 抵当権

債権法

契約・権利義務といった
「人」に関する権利

  • 売買契約
  • 賃貸借契約
  • 債務不履行
  • 債権者代位権
  • 詐害行為取消権

家族法

親族法

婚姻や離婚、親子などの
親族関係を定めたもの

  • 婚姻、親子の成立要件
  • 養子

相続法

相続や遺言、配偶者の居住の権利
などを定めたもの

  • 相続人
  • 相続分
  • 遺言
  • 遺留分

所有権や売買契約、婚姻に相続など、まさに一般市民にとってなじみのあるテーマが並びます。

配点は以下のとおりです。

分野

5肢択一式の出題数
(配点)

記述式の出題数
(配点)

総則

2問(8点)

2問(40点)

物権

2問(8点)

債権

4問(16点)

親族・相続

1問(3点)

合計

9問(36点)

2問(40点)

11問(76点)

民法の特徴は、300満点中76点というウェイトの大きさです。

民法だけで、全体の25.3%を占めています。

そのため苦手科目にしてしまうと、合格が一気に厳しくなってしまいます。

5肢択一式では5〜6問、記述式では2問中1問の正解を目標とし、もう1問も部分点をもらえるようにしておきたいところです。

民法が「難しい」と思ってしまう原因

民法を難しいと感じる原因は、どのようなところにあるのでしょうか。

ここでは、民法が「難しい」と思ってしまう原因について解説します。

出題範囲が広い

民法が「難しい」と感じる原因のひとつは、出題範囲の広さです。

民法は、1,050条の条文で構成されている法律です。

憲法の約10倍の分量があると考えると、いかに膨大かがわかるのではないでしょうか。

出題範囲をすべてカバーしようと思ったら、時間がいくらあっても足りません。

また、結局中途半端になってしまう可能性も高いです。

合格するためには、すべてをまんべんなく勉強するのではなく、優先順位をつけて効率的に勉強する必要があるでしょう。

条文の内容が難しい

条文の内容が難しく、理解しづらいところも民法の難しいポイントです。

民法で得点できるようになるために条文の理解が重要だとわかっていても、「まず用語が理解できない」「内容が頭に入ってこない」というように、苦手にしている人も多いでしょう。

しかし民法を攻略するうえで、条文学習は避けて通れません。

民法は、条文と判例からの出題が大半を占めているためです。

そのため「苦手」だと遠ざけず、根気よく勉強する必要があります。

とはいえ、「全条文を丸暗記しなければならない」というわけではありません。

頻出分野や、記述式で出題される可能性のある条文を中心に押さえ、テキストを読んでも理解できないところや解けない問題が出てきた場合に条文を読み込むというように、ピンポイントで勉強するとよいでしょう。

事例問題がイメージしづらい

事例問題がイメージしづらく、苦手意識をもってしまっている人は少なくありません。

事例問題とは、「AがBに◯◯を売却する旨の契約を締結した。◯◯の時、Bは契約を解除できるか」というような、複数の登場人物が登場する問題のことです。

民法では、多くの問題が事例形式で出題されます。

冷静に考えれば解ける問題でも、登場人物が増えることで「難しい」という印象になってしまい、問題を見ただけで拒否反応が起こってしまうケースもあるでしょう。

事例問題は、頭だけで考えていてもうまく正解にたどり着けない場合があります。

しかし図にしてみると、登場人物の関係性や状況をイメージしやすくなります。

普段から図を書く習慣をつけ、とにかく事例形式に慣れることが大切です。

そうすれば、本試験でも思考を整理しやすくなるでしょう。

民法が苦手な人におすすめの勉強法

民法が苦手な人におすすめの勉強法は以下の3つです。

  1. 時間が許す限り過去問を繰り返す
  2. 条文・判例は「暗記」ではなく「理解」する
  3. 記述式問題はとにかく書きまくる

それぞれ解説します。

1.時間が許す限り過去問を繰り返す

本試験までの間、時間が許す限り過去問を繰り返しましょう。

民法が苦手かどうかにかかわらず、過去問を1度や2度解いた程度では知識が定着しないためです。

可能であれば、5回6回と繰り返すことをおすすめします。

ただし、毎回すべての問題を解く必要はありません。

確実に正解できるようになった問題は省き、前回間違えた問題や知識が曖昧な問題だけを解くようにしましょう。

また、優先度が低い問題も数回解いたあとは省略してOKです。

すると、繰り返すたびに解くべき問題が減っていき、1周にかかる時間も短縮されていきます。

テンポよく勉強が進むようになるため、モチベーション維持にもつながるでしょう。

なお、間違えた問題はテキストに戻り、インプットし直します。

ピンポイントでインプット・アウトプットを繰り返すことで、効率よく勉強できます。

2.条文・判例は「暗記」ではなく「理解」する

条文・判例は、暗記ではなく理解に努めましょう。

条文・判例学習で大切なことは、「条文や判例を理解したうえで問題文にあてはめられるようになること」であるためです。

内容をきちんと理解していなければ、せっかく覚えても応用がきかず、問題文と知識が頭の中で結びつきません。

なお、条文は1条から順に読んでいくのではなく、テキストで出てきた条文や過去問を解いていてわからなかったところに絞って勉強することをおすすめします。

そのほか、「不法行為」や「無権代理」など、記述式問題でよく問われる分野の条文や判例もチェックしておきましょう。

3.記述式問題は「書く」という作業自体に慣れる

記述式問題の有効な勉強法は、「書く」という作業自体に慣れることです。

もちろん5肢択一式の知識を定着させたり、条文や判例の理解を深めたりといったことも重要です。

しかし知識があっても、書くこと自体に慣れていなければうまく解答できません。

どのように解答すればよいかわからなくても、「何でもいいからとにかくマスを埋めよう」くらいの気持ちで勉強に取り組みましょう。

繰り返していれば、そのうちどのように書けばよいのかが掴めてくるでしょう。

なお、記述式問題は、5肢択一式問題とは違い「完璧に正解できなくても部分点をもらえる可能性」があります。

民法から2問、行政法から1問出題されるため、例えばそれぞれ部分点を10点ずつもらえるような解答ができれば、行政法の記述式問題とあわせて30点得点できます。

「完璧に解答しないといけない」と気負わず、とにかく数をこなしましょう。

 

行政書士試験【民法】対策におすすめのテキスト

行政書士試験用のテキストや問題集は多く出回っているため、「どれを選べばいいかわからない」という人もいるでしょう。

テキストや問題集は、受験生にとって相棒となる存在です。

そのため慎重に選ぶ必要があります。

ここでは、行政書士試験の民法対策におすすめのテキスト・問題集を紹介します。

国家試験受験のためのよくわかる民法(自由国民社)

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国家試験受験のためのよくわかる民法(自由国民社)」は、民法が苦手な人や民法をはじめて勉強する人に向けてつくられた、わかりやすい参考書です。

行政書士試験だけでなく、司法書士試験や公務員試験といった他試験にも対応できる内容になっているため、行政書士試験用のテキストでは学べない+αの知識が得られます。

過去問以外からも出題される傾向にある行政書士試験の勉強には、ピッタリのアイテムであるといえるでしょう。

民法に苦手意識をもっている人にぜひおすすめしたい一冊です。

合格革命 行政書士 肢別過去問集 2024年度(早稲田経営出版)

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合格革命 行政書士 肢別過去問集 2024年度(早稲田経営出版)」は、昭和63年から令和5年度までの本試験問題に加え、近年の傾向を反映させたオリジナル問題も掲載されている過去問集です。

5肢択一形式ではなく、問題を一肢ごとに分解した「一問一答形式」になっており、よりアウトプットしやすくなっています。

科目別・体系別にまとめられているため目当ての分野を探す手間がかからず、効率的に学習できます。

また、民法改正に対応しているほか、令和6年度から出題される行政書士法・戸籍法などの問題がしっかり収録されているところもポイントです。

一冊で択一式の範囲をカバーしたい人におすすめです。

【判例解説動画付】2024年度 行政書士 合格のトリセツ 多肢選択・記述に出る重要判例解説(東京リーガルマインドLEC総合研究所)

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【判例解説動画付】2024年度 行政書士 合格のトリセツ 多肢選択・記述に出る重要判例解説(東京リーガルマインドLEC総合研究所)」は、多肢選択式・記述式問題対策のための判例解説本です。

「判例」と聞くと文字ばかりで堅苦しいイメージがありますが、本書はフローチャートや図解が取り入れられており、判例そのものに興味がもてるよう工夫されています。

読み物としても楽しめるつくりになっているため、初学者でも入りやすいのではないでしょうか。

「文字ばかりの判例集は読む気がしない」「理解しづらい」と感じている人におすすめです。

まとめ

行政書士試験の民法が難しいと感じている人に向けて、おすすめしたい勉強法を紹介しました。

最後にこのコラムをまとめます。

  • 民法とは「国民同士の日常生活に適用される法律」のこと
  • 民法が難しいと思ってしまう原因は、出題範囲の広さや条文の難しさ
  • 民法が苦手な人におすすめな勉強法は、過去問の繰り返しや条文・判例の理解を深めること、記述式問題に慣れること

コラムの中で紹介した勉強法やテキストを試してみても「難しい」と感じるなら、アガルートの行政書士講座がおすすめです。

わかりやすさに定評があり、さまざまなカリキュラムが用意されているため、それぞれのレベルに合わせた効率的な勉強が可能です。

苦手を得意に変え、合格をつかみとりましょう。

関連コラム:行政書士試験は独学でも合格は可能!2つのポイントと正しい勉強法とは

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