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社労士試験の実際の勉強時間は? 司法書士・行政書士・宅建と学習時間を比較してみた

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社会保険労務士(以下、社労士)を取得するためには、社労士試験に合格しなければなりません。

勉強を始める受験生の多くは、「どれくらい勉強すれば合格できるのか?」という勉強時間に関して気になっているのではないでしょうか。

勉強時間の目安がわかれば、学習スケジュールも立てやすいでしょう。

本コラムでは、社労士試験に合格するために必要な勉強時間について詳しく解説します。

司法書士や行政書士などほかの資格の勉強時間とも比較するため、試験のレベルもわかるでしょう。

社労士試験を控えている方、これから受験する方は、今後の参考にぜひ最後までご覧ください。

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社労士試験合格に必要な勉強時間の目安は?

社労士試験の合格に必要な勉強時間の目安は、約1,000時間といわれています。

ただし、目安の勉強時間は、個人の実力によって異なります。

業務などで社労士の知識がすでに身についている人であればより短く、勉強や暗記が苦手という人であればより長い勉強時間が必要になる可能性があるでしょう。

例えば、社労士試験の受験経験があるなど、試験慣れをしている人なら約800時間で合格できるともいわれています。

つまり、独学で社労士試験に合格するためには、約800〜1,000時間が必要だといえるでしょう。

仮に1日3時間勉強する場合、1週間の勉強時間は合計21時間です。

800〜1,000時間勉強するためには約38〜約48週かかるため、約10か月〜1年の期間が必要になります。

合格するまでに1,000時間以上の勉強が必要な場合は、1年以上かかることも想定しなければなりません。

ただし、予備校や通信講座を上手に活用して効率良く勉強すれば、初学者の場合でも目安よりも短い勉強時間に抑えられることがあります。

社労士試験の勉強に1000時間もかかる理由とは

社労士試験の勉強に1,000時間かかる主な理由は、以下の3つです。

  • 試験範囲が広い
  • 捨て科目を作れない
  • 法改正の対応が必要

試験範囲が広い

社労士試験の試験範囲はたいへん広いため、多くの勉強時間が必要です。

試験科目を大きく分けると、労働保険関係科目と社会保険関係科目の2つです。さらに、科目数は10科目に分類されます。

以下、科目の詳細です。

試験科目

試験内容

労働保険関係科目

労働基準法

労働安全衛生法

労働者災害保険保険法

雇用保険法

労働者の保険料の徴収等に関する法律

労働管理その他の労働に関する一般常識

社会保険関係科目

健康保険法

厚生年金保険法

国民年金法

社会保険に関する一般常識

※参考:試験の概要 | 社会保険労務士試験オフィシャルサイト

すべての試験科目を網羅するとなると、多くの勉強時間がかかります。

また、社労士試験は、法律や制度など日常生活であまりなじみがない専門用語や知識を理解し、身につけなければ合格できません。

初めて社労士試験に挑戦する方は、かなり苦戦を強いられるでしょう。

捨て科目を作れない

社労士試験は各科目で合格基準点が定められており、捨て科目が作れません。

全科目で合格基準点以上を取らなければならないため、多くの勉強時間が必要です。

平成12年度の社労士試験より、各試験および各科目における合格基準点の目安が以下のように設定されました。

選択式試験

総得点

40点中

28点以上(12年度平均点25.9点)
※満点の7割以上

各科目

5点中

3点以上

択一式試験

総得点

70点中

49点以上(12年度平均点35.1点)
※満点の7割以上

各科目

10点中

4点以上

※出典:社労保険労務士試験の合格基準の考え方について

社労士試験は、総得点と各科目で合格基準点が定められています。

合格基準点に満たなければ不合格になってしまうため、自分の苦手分野を捨て科目にすることはできません。

試験範囲となる全科目をまんべんなく理解・暗記する必要があり、勉強時間が多くかかる要因となっています。

なお、紹介した合格基準点は目安であり、実施年度や試験の難易度によって多少調整される場合があります。

令和6年度実施の社労士試験の合格基準点は、以下のとおりです。

  • 選択式試験:総得点25点以上かつ各科目3点以上(ただし、労務管理その他の労働に関する一般常識は2点以上)である者
  • 択一式試験:総得点44点以上かつ各科目4点以上である者

※出典:第56回(令和6年度)社会保険労務士試験の合格基準及び正答

法改正の対応が必要

社労士試験は、例年法改正に対応した問題が出題されます。

法改正の影響を大きく受ける試験のため、受験経験がある方も法改正についての勉強は避けられません。

なお、社労士試験の出題範囲とされる法改正は、実施年度の4月上旬時点までのものです。

5月に法改正対策を開始すると、試験本番までの残り3か月で勉強しなければなりません。

試験直前に法改正の対策を行うケースが多いため、それまでにほかの科目を勉強する時間を確保しなければならないでしょう。

実際に社労士って難易度高い?ほかの資格と勉強時間を比べてみた

社労士試験に合格するためには、約800〜1,000時間の勉強時間が必要だといわれていますが、ほかの資格はどうなのでしょうか。

難関資格とされている司法書士、行政書士、宅建の勉強時間と比較してみましょう。

以下、各試験の合格に必要な勉強時間の目安と合格率です。

試験名

勉強時間

合格率

司法書士試験

約3,000時間

4%前後

社労士試験

約800〜1,000時間

6〜7%前後

行政書士試験

約500〜1,000時間

10%前後

宅建試験

約300〜400時間

15%〜17%前後

勉強時間は、司法書士が約3,000時間で圧倒的に長いです。

司法書士も社労士試験と同様に試験範囲が広いうえ、筆記試験だけでなく口述試験も実施されます。

そのため、対策しなければならない範囲が広く、勉強するのに時間がかかります。

次に勉強時間が長い試験は、社労士です。

合格率も4つの資格のうち2番目に低く、難易度が高い試験だと考えられます。

行政書士は、社労士と同等に近い勉強時間が必要とされていますが、合格基準点が社労士よりも低い設定です。

そのため、1,000時間よりも短い勉強時間でも合格できる可能性は高いでしょう。

また、宅建は4つの資格の中で合格に必要な勉強時間がもっとも短く、合格率が高い試験です。

宅建は試験科目が4科目と少ないため、ほかの資格よりも試験範囲が狭く、勉強時間があまりかからないという特徴があります。

忙しい社会人でも社労士試験に合格できる!効率良く勉強時間を確保する5つのポイント

試験範囲が広い社労士試験に社会人が合格するためには、効率良く勉強することが大切です。

効率良く勉強時間を確保する5つのポイントを紹介します。

  • 通信講座を利用する
  • 学習をルーチン化する
  • スキマ時間を活用する
  • 理解しながら暗記する
  • 模擬試験を複数回受ける

通信講座を利用する

仕事で忙しい社会人の方は、通信講座を活用した勉強がおすすめです。

独学で社労士試験の勉強をスタートしようとすると、教材を揃えたり、学習スケジュールを立てたりと、事前の準備に多くの時間がかかってしまいます。

対して、通信講座は、テキストや問題集などの教材はすべて用意されており、カリキュラムどおりに受講すれば社労士試験の合格に必要な知識や情報をすべて吸収することが可能です。

提供されるカリキュラムは、過去問の徹底分析や今までのノウハウを活かし、合格に必要な要点やポイントを効率良く学べるよう構成されています。

勉強する時間が確保しづらい方ほど、通信講座での学習がマッチしているでしょう。

中でも、アガルートアカデミーの社労士試験講座はオンライン完結型で質問制度などのフォロー体制も充実しているため、仕事が忙しい社会人の方に適しています。

学習をルーチン化する

社労士試験の合格を目指すためには、毎日数時間でも勉強時間を確保し、継続することが大切です。

日中は仕事で忙しいという方は、朝起きたあとに30分、寝る前に1時間勉強するなど勉強時間を決めて時間を確保していく方法がおすすめです。

決めた時間で毎日勉強するようにし、「勉強をしないといつもの調子が出ない」くらいに慣れると、学習をルーチン化できます。

ルーチン化するためには、決めた時間を守って毎日続けることがポイントです。

慣れて生活習慣のひとつになれば、試験日までに必要な勉強時間を確保できるでしょう。

ルーチン化すると勉強するクセができ、モチベーションの継続もしやすいです。

スキマ時間を利用する

仕事をしている社会人の方は、スキマ時間を活用して学習を進めましょう。

社会人の多くは、平日の勉強時間を確保しづらいです。

忙しい場合は、通勤時間や昼休みなどのスキマ時間を活用し、コツコツ勉強していく方法が最適でしょう。

「たくさん勉強しなければならない」と意気込み、毎日深夜まで勉強して仕事に影響が出てしまった、体調を崩してしまったなどの状況にならないよう注意しましょう。

スキマ時間の学習には、スマホで見られるテキストや過去問アプリなどがおすすめです。

また、動画講義などの聞き流しなどは、移動しながらでも勉強できる方法です。

スキマ時間をうまく活用して、無理のない範囲で勉強をしましょう。

理解しながら暗記する

効率良く実力を身につけたい方は、ただ暗記するのではなく、理解しながら暗記することを意識しましょう。

テキストを読み込み、基本となる考え方をしっかり理解しながら暗記すると、大変覚えやすいです。

また、各科目をしっかり理解しながら学習を進めると、覚えたひとつひとつの知識が結びつき理解が深められます。

内容の理解が進めば進むほど暗記しやすく、忘れにくくなります。

模擬試験を複数回受ける

本番の試験日までに模擬試験を複数行い、試験に慣れておきましょう。

「模擬試験を行う時間がないから」と社労士試験をぶっつけ本番でいきなり受験するのは、大変危険です。

模擬試験を何度か行っておけば問題形式などに慣れることができ、試験当日に実力を発揮できます。

特に、択一式試験は、試験時間が3時間半もある長丁場です。

模擬試験を行って経験しておかなければ、集中力が切れやすいでしょう。

模擬試験を繰り返しやっておけば、時間配分や解き方の練習にもなるでしょう。

なお、社労士試験の合格者は、模擬試験を5回以上受験している方が多い傾向があります。

社会人の方は休日などを利用して、模擬試験を受ける時間を確保しましょう。

まとめ

本コラムでは、社労士試験の合格に必要な勉強時間について解説しました。

コラムの要点を、以下にまとめます。

  • 独学で社労士試験に合格するためには、約800〜1,000時間の勉強が目安
  • 多くの勉強時間がかかる要因として、試験範囲が広い点、捨て科目が作れない点、毎年法改正への対応が必要な点などが挙げられる
  • ほかの資格試験と比較すると、司法書士の次に多くの勉強時間がかかり合格率が低い試験のため、社労士は難易度が高い資格だと考えられる
  • 効率良く勉強時間を確保するポイントは、通信講座の利用、学習のルーチン化、スキマ時間の確保、理解しながらの暗記、模擬試験を繰り返して慣れるの5つが有効

社労士試験は試験範囲が広く、合格率が低い難関試験です。

合格するためには多くの時間・労力が必要ですが、通信講座を活用すれば短期間で合格できる可能性が高まります。

オンライン完結のアガルートアカデミーの社労士試験講座であれば、スマホひとつでの学習が可能なため、忙しい社会人の方にピッタリです。

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