予備試験合格から司法試験までの過ごし方!予備試験合格後のスケジュールと対策
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予備試験に合格後、司法試験までどのように過ごせばいいのか?は気になるところですよね。
そこで、このコラムでは予備試験から司法試験までの流れについて詳しく説明するとともに、予備試験から司法試験までの間に何をすべきか、についてご紹介します。
また、予備試験から司法試験を受けた人の合格率についても、紹介しています。
このコラムを読めば、予備試験後、万全の準備で司法試験に向けての時間を過ごすことができますので、ぜひご一読ください。
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目次
予備試験合格後のスケジュール
ここでは、予備試験に合格した場合、司法試験までのスケジュールについて詳しくご紹介します。
まず、予備試験(受験時)から司法試験までは約6ヶ月間あります。
予備試験合格発表から司法試験までは約5ヶ月です。
具体的には、
2月:予備試験合格発表
3月~4月:司法試験願書交付・申込
7月:論文式・短答式試験
8月:短答式試験合格発表
11月:司法試験合格発表
というスケジュールになります。
2月に予備試験の合格発表があった後、1ヵ月後には司法試験願書の交付を受け、申込を行い、司法試験本試験はそこから3~4ヵ月後というかなりタイトなスケジュールであることがわかります。
そのため、予備試験に合格したからといって、一息つく暇もなく、そのままの緊張感と知識をキープしたまま司法試験までの時間を過ごすことが大切です。
7月の司法試験終了後、1ヵ月後の8月には短答試験の合格発表があります。
そこから3ヵ月後に司法試験の最終合格発表という流れになります。
予備試験合格者の司法試験合格率
予備試験合格者の司法試験合格率はどのくらいの割合でしょうか。
まず、令和6年の予備試験ルート合格者は92.8%でした。
そして、近年の予備試験ルートの合格者割合は90%台をキープしており、予備試験合格者の9割が合格できていることがわかります。
法科大学院ルートと比較しても非常に高くなっています。
予備試験に合格することができている人なら、よほどのミスをしない限り、司法試験に合格することができる実力が備わっているといえます。
そしてこの傾向は過去の合格率から、今後も続くものと思われます。
受験者 |
合格者 |
合格率 |
|
令和6年 |
475人 |
441人 |
92.8% |
令和5年 |
353人 |
327人 |
92.6% |
令和4年 |
405人 |
395人 |
97.50% |
令和3年 |
400人 |
374人 |
93.50% |
令和2年 |
423人 |
378人 |
89.40% |
令和元年 |
385人 |
315人 |
81.80% |
※参考:司法試験の結果について
予備試験合格から司法試験までの勉強法
予備試験合格から司法試験までの勉強法について詳しくご紹介します。
苦手科目の克服・足切り対策
司法試験には予備試験と違って、科目ごとの足切りがあるため、足切りに合わないよう、満遍なく学習することが大切です。
1つの科目でも足切りにあってしまうと、その他の科目が合格点に達していたとしても、不合格となります。
多くの受験生はさすがに足切りになることはないだろうと考えがちです。
ですが、それでも一定割合の受験生が足切りにあっている事実があります。
そのため、決して足切りを安易に考えず、他人事のように考えず、きちんと対策をすることが大切です。
苦手科目は勉強が手薄になり、どうしても後回しにしてしまいがちです。
そのため、苦手科目は意識的に先に勉強を進めることが大切です。
このように意識をすることだけでも、司法試験合格にぐっと近づきます。
過去問の勉強
過去問で長文の論文試験に慣れておくことも大切です。
司法試験と予備試験の違いは、試験問題の長さです。
過去問を一度見て頂ければわかるように、司法試験の問題と予備試験の問題では、圧倒的に司法試験問題の方が長文です。
そのため、予備試験の短い問題だけに慣れてしまうと司法試験の長文問題に対応することが難しくなります。
ですので、早い段階から司法試験の過去問で長文の論文試験に慣れておくことが大切です。
司法試験までにやらない方がいいこと
ここでは司法試験までにやらない方がいいことについてご紹介します。
新しい基本書を勉強し始める
まずは新しい基本書の勉強をし始めることです。
司法試験に向けて、焦りから新しい基本書に手を出してしまいたくなるものですが、それはおすすめしません。
新しい基本書に手を出してしまうと、結局のところ、中途半端な理解になってしまい、効果があまりありません。
新しい基本書を読み込むのではなく、今まで利用していた基本書や参考書などを1回でも多く読み込む方が記憶や理解がより深まり、試験本番で使える知識を身に付けることができます。
模試を受けすぎる
模試を受けすぎることも、受験生にとっては最良の選択とは言えません。
模試を受験することは司法試験の本番を想定した対策をすることができ、非常に有意義ですが、受けすぎは逆効果です。
数回受験すれば司法試験の時間感覚を掴むことができますし、何より模試の復習に十分時間をかけるべきです。
したがって、模試を受けるにしても、受けすぎには十分注意しましょう。
就職活動は行うべき?
予備試験合格後は、就活も並行して行うと良いです。
法律事務所によっては予備試験合格者は司法試験にも合格する確率が高いことから予備試験合格者を優先的に採用する事務所も多くあります(そもそも、予備試験合格者という枠を設けている事務所も多々あります)。
それだけ予備試験合格それ自体に価値がありますし、就職活動をするうえでアピールポイントになります。
早めに就職先を確保しておくことも精神的に余裕が生まれます。
したがって、司法試験の勉強と並行するのは大変忙しいかとは思いますが、ぜひ積極的に就職活動を行うことをお勧めします。
まとめ
ここまで予備試験から司法試験までの過ごし方や注意すべき点、スケジュールなどについて詳しくご紹介してきました。
予備試験から司法試験まで時間がないため、事前に計画を立てたうえで、司法試験まで駆け抜ける必要があります。
このコラムを読んで頂き、予備試験から司法試験までの過ごし方の参考にして頂ければと幸いです。
ぜひ予備試験合格だけでなく、司法試験合格も掴みとってください。
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