司法試験に挫折しそうで不安!挫折から合格するには?挫折率や挫折したその後はどうなるのか解説
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司法試験の勉強は量も多く先も見えず、心が折れそうになってしまっている方も多いのではないでしょうか。合格まで不安を感じながら勉強を続けるのはとてもしんどいですよね。
この記事では、挫折から立ち直り合格を目指す方法などを体験談を含め紹介していきます。
ぜひご参考にしてください。
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目次
司法試験で挫折した体験談。挫折から立ち直って合格した方法は?
司法試験の勉強で挫折を経験した方々の体験談を紹介します。
合格者が実際にどのように挫折から立ち直ったのか知ることで、これからの司法試験への取り組み方のヒントにしてみてください。
ゴールを設定しておらず、挫折→合格目標年を決めて、見事合格
「大学在学中は、時間が無限にあるように錯覚していたため、とにかく非効率な勉強をしていたように思います。
例えば、大学1年の時に錯誤の論文問題で4~5日かけていたりしました。文章の構成がなぜそうなるのか、法的三段論法をなぜこの問題では展開しないのか、意思表示の内容を分解したときどこのズレが問題となっているのか、意思表示とはそもそも何なのか、などを考え出すときりがなく、テキストや基本書に戻って確認するのに膨大な時間を消費していました。」
「大学時の失敗の原因は、「ゴールを設定していないこと」にあったと思います。
つまり、「~年の予備試験に合格する」と自分の中ではっきりと決めていなかったため、合格に最適な手段をとることができていなかったことに、根本的な原因がありました。」
「社会人となって再受験を決めた際は、周囲に意思を表明して、自分を追い込み、「なにがなんでも来年受かる」と目標を定めました。
そうすると、社会人で可処分時間が限られており、上記のような無駄な勉強をする時間はありませんので、今日は何をすべきかが明確となりました。
具体的には、「論文の会場でどう振舞うか」をイメージしながら、毎日論文問題の答案構成を行う勉強を中心に行いました。」
「合格の決め手は、「来年絶対に合格する」という覚悟です。」
「「合格する」と決めた社会人では、それよりずっと不利な環境なはずなのに、一発で合格できました。」
令和5年 予備試験 合格者の声|社会人となって再受験を決めた際は周囲に意思を表明して「なにがなんでも来年受かる」と目標を定めた 辻本隆さん
予備試験5回目の受験で合格!教材の一元化を徹底
「予備試験5回目の受験で合格しました。そのため、様々な挫折を味わいました。」
「まず、短答対策として、過去問を繰り返し解き、各科目について、一元化教材を作りました。
そして、4、5月はひたすら一元化教材を読み込みました。その結果、法律科目だけで合格点をとることができました。」
令和3年 予備試験合格者 合格者の声|予備試験5回目で合格 短答対策の一元化教材がポイントT.Nさん
毎日のノルマやスケジュールの見直しで、合格へ
「失敗経験や挫折については、公法系の短答の勉強方法が挙げられます。
私の実感としては、公法系の問題は判例の事案や判決原文を読んで初めて応用の効く知識が身につくものと今でこそ思います。
しかし、当時は、進捗の遅れによる焦りもあって、問題集の解答に引用されている判決文のみを読むにとどまってしまい、結果、何度解いてもよく分からない、という状態を最後まで抜け出すことができませんでした。
短答から論文までは、引き続き論文過去問の消化・復習に加え、当時重問を1.5周しかこなすことができていなかったため、論文の日までに全問題を最低2回、難しい問題については追加で1~2回検討できるようスケジュールを組んで、それを黙々とこなしていました。
この時期に意識していた工夫としては、論文過去問と重問のみに教材を絞り、毎日のノルマを淡々とこなすようにスケジュールを組んだことです。
とりわけ、重問の進捗がはかばかしくなく、令和2年の刑事訴訟法のように、半ば知識問題ともいえる出題に対応できる自信がなかったため、各科目で少しでも知識の穴が無くし本番で何かしら書ける内容が頭に入っているよう、意識していました。
失敗経験や挫折については、短答式試験までに殆ど重問をつぶせていなかったことが挙げられます。可処分時間に鑑みても、前年12月までに最低でも全体2週、可能であればそれ以上行い、重問上の全ての論点について定義・規範、重要な事実を押さえておくが出来ていれば理想的だったと思います。」
令和3年 予備試験合格者 合格者の声|論文過去問と重問のみに教材を絞り、毎日のノルマを淡々とこなすようにスケジュールを組んだ 細谷 直史さん
挫折する主な原因3つ!対処法は?
次に、司法試験の勉強で挫折してしまう主な原因は以下の3つです。
- モチベーションが維持できない
- なかなか受からず、精神的に追い込まれてしまう
- 勉強の方針がわからなくなる
それぞれのケース別に対処法について紹介していきます。
モチベーションが維持できない
司法試験は試験範囲が広く、インプット・アウトプットにかける時間が多く必要なため、合格のために必要な勉強時間は3000〜8000時間ともいわれています。
そのため、合格まで勉強のモチベーションを維持するのがとても大変です。
モチベーションを維持するためには、まず、目標を紙に書き出し、モチベーションの「見える化」をしてみましょう。
また、勉強の内容を逐一記録し可視化してみましょう。振り返ったとき、自分がどれだけ勉強してきたかを知ることで励まされたり自信になったりします。
勉強内容の記録は、勉強の計画を立てる際にも役立ちます。
一緒に勉強する仲間・ライバルを見つけ、励まし合って勉強し合うのも、いい刺激となるのでおすすめです。
なかなか受からず、精神的に追い込まれてしまう
司法試験・予備試験共に、試験は年1度しか行われず、合格率も低いため、何度も不合格となってしまうとかなり精神的に追い込まれてしまいます。
キャリアが遅れてしまうという不安も大きいですよね。
可処分時間をできる限り確保し、勉強時間は全力で取り組みつつ、休息もしっかり取り気分転換を図ることを意識しましょう。
また、挫折を乗り越えた合格者の体験談や、時には不合格者の体験談を読むことで勇気づけられることや見え方が変わることもあるでしょう。
勉強の方針がわからなくなる
司法試験の勉強を続けていると「このままで本当に自分は合格できるのだろうか」「自分の勉強法は正しいのだろうか」という疑念が生まれてしまうことがよくあります。
最近はSNSの発達により、X(旧Twitter)やブログ等で合格者の勉強方法等が多く公開されており、結局どのような情報を信じて勉強を進めれば良いのかわからなくなってしまうことも多いでしょう。
このような状況に対しては、「勉強法の確立」が最も重要で欠かせません。
つまり、膨大な範囲の知識を合理的にインプット・アウトプットするための方法論の確立です。
勉強法の確立に必要なことは、①取り組むテキスト・問題集を決め、他には手を出さない、②①で選んだテキスト・問題集を使って、ひらすらインプットとアウトプットの反復を繰り返すことです。
司法試験の勉強は範囲が膨大なため、なかなか結果が出ているように感じられず当たり前です。「あれもこれも」やろうとするのではなく、「これ」と決めた方法を反復継続することで、段々実力がついていきます。
また、勉強方法に迷ったら、すぐに信頼できる身近な合格者に相談したり、予備校の受講相談などを利用して意見を参照してみることが大切です。
司法試験の挫折率はどれくらい?
司法試験の挫折率について、公式なデータはありません。
ただし、司法試験の合格率は40%前後を推移しており、これを見る限り、司法試験の受験資格を得た人の中でも半分以上が不合格となっていることがわかります。
受験資格を得るまでに挫折する人も多いので、実際は勉強を開始した半数以上~大多数の人が挫折していると考えられます。
合格率 | 受験者数 | 合格者数 | |
---|---|---|---|
令和元年 | 33.60% | 4,466人 | 1,502人 |
令和2年 | 39.20% | 3,703人 | 1,450人 |
令和3年 | 41.50% | 3,424人 | 1,421人 |
令和4年 | 45.50% | 3,082人 | 1,403人 |
令和5年 | 45.30% | 3,928人 | 1,781人 |
令和6年 | 42.13% | 3,779人 | 1,592人 |
撤退を見極めるタイミング
司法試験受験からの撤退のタイミングとしては、①具体的にいつまでという期限を決めること、②受験回数の制限である5回落ちたタイミングとすることなどが考えられます。
撤退のタイミングをあらかじめ決めておくことで、将来設計に役立つほか、自分を追い込んで勉強することもできます。
挫折後は、どのような選択肢がある?
司法試験受験から撤退した場合、企業の法務部門や公務員試験・法律関係の別資格を目指すなどの選択肢があります。
特に、法科大学院を修了し法務博士の学位を取得している場合、法的知識と法的思考を有していることが裏付けられているので、企業の法務部門や公務員など、幅広く門戸が開かれているといえます。
もし司法試験への挑戦を考えていたり、司法試験受験からの撤退を考えていたりするのであれば、あらかじめ撤退後の進路についても考えておくと安心です。
まとめ
この記事では、司法試験の勉強中、挫折から立ち直り合格する方法や撤退のタイミングについてお伝えしました。
ご紹介したポイントをまとめると、以下のとおりです。
- 司法試験の勉強で挫折する主な原因としては、①モチベーションが維持できない、②なかなか受からず、精神的に追い込まれてしまう、③勉強の方針がわからなくなるなどがあります。これらに対しては、モチベーションや勉強内容の可視化をする、一緒に勉強する仲間・ライバルを見つける、自分の勉強法を確立するなどの対策を取ることが考えられます。
- 司法試験の挫折率は高く、勉強を開始した半数以上~大多数の人が挫折していると考えられます。撤退を見極めるタイミングや撤退後の進路についてもあらかじめ考えておくと良いでしょう。
この記事が皆さんの参考となりましたら幸いです。
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