現在弁護士で転職を検討している方の中には、転職サイトやエージェントの利用を検討している人も多いでしょう。

しかし弁護士用の転職エージェントは多く、どの企業を使えばいいか迷いますよね。

本記事では、弁護士の転職エージェント・転職サイトおすすめ9社をご紹介します。

転職エージェント・転職サイトを活用するメリット・デメリットや、転職が成功する弁護士とうまくいかない弁護士の違いについても解説しますので、ぜひ参考にしてください。

弁護士の転職エージェント・転職サイトおすすめはコレ！9社を比較

弁護士の転職エージェント・転職サイトおすすめ9社をご紹介します。

まず、特におすすめの転職エージェントは以下の3社です。

エージェント名	特徴
アガルートキャリア （おすすめNo.1 ）	弁護士や公認会計士、法務などハイクラス職種に特化した転職エージェントです。 非公開求人情報の提供や、選考対策に加え、将来を見据えたキャリア相談を受けることができます。
NOLIMIT	弁護士業界に特化した転職エージェントで、非公開求人や弁護士のスキルに応じた求人を紹介します。 書類添削や面接対策、条件交渉まで一貫してサポートし、転職後もワークライフバランスを考慮したアフターケアが提供されます。
リーガルジョブボード	LEGAL JOB BOARDは、弁護士や司法書士など士業専門の求人サイトです。 ダイレクトリクルーティングを通じて、求職者と企業が直接やり取りでき、スピーディに採用が進められます。

アガルートキャリア

求人領域・職種	弁護士 公認会計士 法務 経理・財務 人事 経営企画 事業開発
主なサービス	専門領域ごとの非公開求人情報が提供される 紹介されるポジションに合わせた選考対策 将来を見据えたキャリア相談やマーケットの報告
対応地域	全国
サポート	各領域に特化したコンサルタントが担当 未経験者でも相談が可能で、ポテンシャルを重視したキャリアの提案が受けられる マーケットの最新情報や求人情報を定期的に提供
公式サイト	https://agaroot-career.jp/

アガルートキャリアは、専門性の高いハイクラス職種に特化した転職エージェントで、非公開求人や選考対策などを通じて、求職者に適切なキャリアの選択肢を提供しています。

専門知識の高いコンサルタントに担当してもらえ、選考の対策についてもアドバイスをもらえます。

全国対応で、オンライン面談による柔軟なサポートが特徴です。

ヒュープロ

ヒュープロ

求人領域・職種	弁護士 税理士・税務 公認会計士 社会保険氏士 経理 財務 人事・労務 法務・知財 CFO M&A・FAS
主なサービス	10分でわかる市場価値診断 ヒアリングを元にぴったりの求人を厳選 求人検索
対応地域	全国（主なエリアは東京、神奈川、埼玉、千葉、大阪、兵庫、京都、福岡）
サポート	業界に特化した担当者が情報提供 面接対策 年収交渉
公式サイト	https://hupro-job.com/

ヒュープロは、仕業・管理部門の求人に特化した転職エージェントです。
求人情報をサイトで閲覧できる他、希望に沿った求人を紹介してもらうことも可能です。

対応が早く、手間をかけないフローが徹底されているため、スピード内定が期待できます。

早く内定が欲しい方、効率的に転職活動を進めたい方におすすめです。
無料の電話相談では、10分で市場価値を診断してもらえ、今後の転職活動に役立たせることができます。

NOLIMIT

NO LIMIT

求人領域・職種	弁護士 企業法務・インハウス
主なサービス	非公開求人の紹介 書類添削や面接対策 キャリアカウンセリング
対応地域	全国
サポート	弁護士業界に精通したアドバイザーによる求人紹介 面接や内定後の条件交渉まで一貫したサポート 転職後のアフターケアとワークライフバランスに配慮した相談対応
公式サイト	https://no-limit.careers/

NO-LIMITは、弁護士業界に特化した転職エージェントです。

非公開求人や、弁護士のスキルに合った求人を紹介し、書類添削や面接対策までサポートしてもらえるため、ご自身の活動に不安がある方も安心です。

また、弁護士業界に精通したアドバイザーが転職活動全般を支援し、面接や条件交渉も代理で行ってもらえ、スムーズに転職活動を進めることができます。

LEGAL JOB BROAD

LEGAL JOB BROAD

求人領域・職種	士業 （弁護士、司法書士、弁理士、土地家屋調査士、測量士、法務など）
主なサービス	ダイレクトリクルーティングでの直接応募 業界特化のエージェントによる求人紹介 非公開求人の提供
対応地域	全国
サポート	給与や休日の代理交渉 転職活動に関するキャリアカウンセリング 入社前のミスマッチを防ぐための求人情報提供
公式サイト	https://legal-job-board.com/

LEGAL JOB BOARDは、弁護士や司法書士など士業専門の求人サイトです。
ダイレクトリクルーティングにより、求職者と企業が直接やり取りでき、スピーディな採用が可能です。

また、エージェントサービスでは、専門エージェントが給与交渉や求人紹介などをサポートし、転職活動をよりスムーズに進められます。

全国対応で、幅広い地域に求人を提供しています。

MSAgent

MSAgent

求人領域・職種	管理部門・士業に特化 経理・財務 人事・法務 弁護士・公認会計士・税理士
主なサービス	専門特化型の非公開求人の紹介 職種ごとのアドバイザーによるキャリアサポート 応募から入社までの選考プロセスの全面支援
対応地域	全国
サポート	キャリアプラン作成と相談対応 年収交渉や労働環境の確認 面接日程調整や面接対策のサポート
公式サイト	https://www.jmsc.co.jp/

MS Agentは、管理部門や士業分野に特化した転職エージェントで、35年以上の実績を持ちます。

非公開求人や、経理・法務など専門職向けの求人を中心に提供し、専任アドバイザーが転職活動を全面的にサポートします。

地域的には、東京都や大阪府などの大都市圏を中心に対応し、大手企業や外資系企業の求人も紹介されています。

企業法務革新基盤

企業法務革新基盤

求人領域・職種	企業法務 法務部 法律事務所 弁護士
主なサービス	法務部や法律事務所への弁護士・法務パーソンの紹介 法務系リーダーやパートナーの発掘 採用戦略、組織評価、リーガルマーケットリサーチ
対応地域	全国
サポート	データに基づいたキャリア診断・戦略構築 継続的なカウンセリングやキャリアサポート 法務部門の組織作りや人材評価、定着支援
公式サイト	https://lawplatform.co.jp/

企業法務革新基盤は、企業法務や法律事務所に特化したエージェントサービスを提供し、弁護士や法務パーソンの紹介に強みを持っています。

特にキャリア設計支援やエグゼクティブサーチを通じて、クライアントと求職者双方に長期的なキャリアパスを提供することに注力しています。

国内トップクラスの企業法務部や法律事務所との独占契約も強みの一つです。

BEET AGENT

BEET AGENT

 

求人領域・職種	管理部門・バックオフィス 法務 経理・財務 人事・労務 総務 経営企画 広報・PR IR（インベスターリレーションズ） 内部監査・内部統制 CXO（最高責任者職） 事業企画
主なサービス	管理部門・バックオフィス系職種に特化した求人の紹介 応募書類の作成サポート 面接対策および給与交渉のサポート
対応地域	不明
サポート	レジュメ添削による書類選考通過率の向上 個別面談を通じたキャリアアップ支援 客観的な視点での強みや可能性の発見と提案
公式サイト	https://beet-agent.com/

BEET-AGENTは、主に管理部門やバックオフィス職種に特化したサービスを提供しており、年収600万円〜2,000万円以上を目指すリーダーやミドルクラスの転職支援を行っています。

求人紹介だけでなく、応募書類の作成支援や面接対策など、転職活動全体をサポートします。

特に、個別面談を通じて、応募者の強みやキャリアに合った求人の発見を助けるのが特徴です。

弁護士ドットコムキャリア

弁護士ドットコムキャリア

求人領域・職種	弁護士 法務部門の関連職種
主なサービス	独自のネットワークを活用した非公開求人の紹介 履歴書添削および面接対策 企業や法律事務所の社風や特徴などのリアルな情報提供
対応地域	全国
サポート	弁護士や法律事務所の独自ネットワークによる求人紹介 応募書類の添削と面接対策で採用率の向上 面接日の調整や条件交渉などのトータルサポート
公式サイト	https://career.bengo4.com/

弁護士ドットコムキャリアは、弁護士や法務部門に特化したキャリア支援サービスを提供しています。

日本最大級の弁護士ネットワークを活用し、求人紹介だけでなく、履歴書の添削や面接対策など、転職活動全体をサポートします。

また、求人情報だけでは得られない企業や事務所の詳細な情報も提供し、応募者のキャリア実現を手厚くサポートしています。

弁護士転職.jp

弁護士転職.jp

求人領域・職種	法曹業界 弁護士 法務部門の関連職種
主なサービス	法曹業界に特化した転職支援サービス 事務所・企業名での求人検索 転職後のキャリア支援（独立やマーケティング支援を含む）
対応地域	全国
サポート	専任エージェントによる1対1のヒアリングとキャリア相談 応募書類作成・面接対策・条件交渉サポート 求人情報にない「働く現場」のリアルな情報提供
公式サイト	https://www.bengoshitenshoku.jp/

「弁護士転職.jp」は、弁護士や法務部門に特化した転職支援サービスを提供するエージェントです。

16年以上の法曹業界での実績を持ち、求人検索では事務所や企業名での検索が可能です。

また、転職後も弁護士としてのキャリアや独立のサポートを提供し、長期的なキャリア形成を支援しています。求人情報だけでなく、現場のリアルな情報を提供する点も特徴です。

転職エージェント・転職サイトの選び方ポイント5つ

転職エージェント・転職サイトの選び方・ポイントは、以下の5つです。

• アドバイザーとの相性
• 求人の質
• サポート体制
• 利用のしやすさ
• 専門性の高さ

それぞれ詳しく解説します。

アドバイザーとの相性

転職エージェントを選ぶ際に、担当アドバイザーとの相性は非常に重要です。
考え方や進め方の方針に違いがあると、転職活動を進めにくくなるため、要注意です。

気軽に相談できる雰囲気かどうかも面談時に確認しておきましょう。

また、面談方法が対面やオンラインなどご自身の生活パターンや連絡方法に合ったエージェントを選ぶことで、活動を進めやすくなるでしょう。

求人の質

弁護士向けの求人の質は、転職活動の成否を大きく左右します。
弁護士に特化した転職エージェントでは、法律事務所や企業内弁護士（インハウスローヤー）といった専門的な求人が多く、非公開求人も含まれることがあります。

求人数だけでなく、自分のキャリアに合った質の高い求人を提供してくれるエージェントを選ぶことが重要です。

サポート体制

転職活動に不安がある場合、サポート体制が充実しているエージェントを選ぶことが大切です。

履歴書の添削や面接対策、転職後のキャリア支援など、豊富なサポートが提供されているか確認しましょう。

特に初めての転職やキャリアチェンジを検討している場合は、きめ細かいサポートが役立ちます。

利用のしやすさ

エージェントの利用のしやすさも大切な要素です。

登録から求人紹介、面接調整までの手順がスムーズか、また、忙しい弁護士が利用しやすいように夜間や週末に対応してくれるかどうかもポイントです。

オンライン面談やスカウトサービスの有無も、転職活動を効率的に進めるために確認すべきです。

専門性の高さ

専門性の高いエージェントを選ぶことは、成功する転職の鍵となります。

弁護士業界に特化したエージェントは、業界知識が豊富で、求人先とのつながりが強く、非公開求人も多数扱っていることが多いです。

特に、弁護士としてのキャリアアップや特定の職種に進みたい場合、専門性が高いエージェントが有利です。

 

弁護士が転職エージェントを利用するメリット・デメリット

本章では、弁護士が転職エージェントを利用するメリットとデメリットを解説します。

メリット

弁護士が転職エージェントを利用するメリットは、以下の4つです。

• 進め方について客観的なアドバイスをもらえる
• 年収交渉や手続きなどサポートしてもらえる
• 自分の市場価値がわかる
• 自分に合った転職先を効率的に見つけられる

進め方について客観的なアドバイスをもらえる

転職エージェントは弁護士の専門性に長けており、客観的な視点で転職活動をサポートしてくれます。自分のキャリアや希望に合った最適な選択肢を提案してもらえます。

年収交渉や手続きなどサポートしてもらえる

エージェントは求人情報だけでなく、年収交渉や転職に必要な書類の手続きも代行してくれます。これにより、より有利な条件での転職が可能になります。

自分の市場価値がわかる

弁護士専門のエージェントは業界の動向や市場価値を理解しており、自分の評価や適正な転職先を的確にアドバイスしてくれます。

自分に合った転職先を効率的に見つけられる

エージェントを通じて非公開求人やマッチングの良い案件を紹介してもらえるため、自力では見つけにくい良い機会に出会える可能性が高まります。

デメリット

一方で、弁護士が転職エージェントを利用するデメリットは、以下の3つです。

• エージェントとの相性が悪い場合も
• 連絡がしつこい場合がある
• 内定承諾を迫られる場合がある

エージェントとの相性が悪い場合も

エージェントとの相性が合わないと、意思疎通が難しくなり、転職活動がスムーズに進まないことがあります。適切な担当者選びが重要です。

連絡がしつこい場合がある

一部のエージェントは連絡頻度が高く、それがストレスとなることがあります。自分のペースに合わせた連絡方法を調整することが必要です。

内定承諾を迫られる場合がある

求人の枠やエージェントの都合により、内定承諾を急かされることがあります。自分の意向と照らし合わせながら進めることが大切です。

転職が成功する弁護士とうまくいかない弁護士の違いは？

最後に、転職が成功する弁護士とうまくいかない弁護士にはどのような違いがあるかについて、以下の5つのポイントに絞って解説します。

• 自己分析がきちんとできているか
• 前向きな理由で転職活動できているか
• スキル・経歴の棚卸しができているか
• 自分の強みを具体的に説明できるか
• エージェントからの連絡にすぐに対応しているか

自己分析がきちんとできているか

転職に成功する弁護士は、自己分析をしっかり行い、自分の強みやスキルを理解しています。

例えば、自身が得意とする分野やこれまでのキャリアに基づいて現実的な目標を設定することが重要です。

一方で、自己分析が不十分な場合、現実離れした希望を持って転職活動を行い、失敗することがあります。

前向きな理由で転職活動できているか

成功する弁護士は、転職の理由をポジティブに捉え、明確な目標を持っています。

例えば、「スキルアップ」や「新たな分野への挑戦」など、前向きな理由を挙げられると、面接官に好印象を与えます。

逆に、ネガティブな理由、例えば「現職への不満」を理由に転職を試みると、面接でマイナス評価を受けやすくなります。

スキル・経歴の棚卸しができているか

転職に成功するためには、自分のスキルや経歴を整理し、どのように転職先で活かせるかを明確に伝えることが重要となります。

特に弁護士の専門分野や得意分野を整理し、それを新たな職場でどう応用できるかを具体的に説明できることがポイントです。

自分の強みを具体的に説明できるか

転職の際に、自分の強みを具体的に伝える能力は不可欠です。

成功する弁護士は、これまでの経験やスキルを具体的な事例で示し、転職先にどのように貢献できるかを明確に説明できます。

一方で、強みを漠然としか説明できないと、面接官に良い印象を与えられません。

エージェントからの連絡にすぐに対応しているか

転職エージェントを活用している弁護士は、迅速な対応が重要です。

エージェントからの連絡に迅速に応答することで、良い求人案件を逃さず、スムーズに転職活動を進めることができます。

特に、企業内弁護士や新たな分野での挑戦を考える弁護士には、エージェントのサポートが有効です。

まとめ

本記事では、弁護士の転職におすすめの転職エージェント・サイトをご紹介しました。

弁護士向けの転職エージェント・サイトを選ぶ際は、以下のポイントを考慮しましょう。

• アドバイザーとの相性
• 求人の質
• サポート体制
• 利用のしやすさ
• 専門性の高さ

特に弁護士専門のエージェントは、非公開求人や高い業界知識を活かして質の高い求人を提供し、キャリアアップに有利です。

また、転職エージェントを利用することで、客観的なアドバイスや年収交渉、スムーズな手続きサポートが得られるメリットがありますが、エージェントとの相性が合わないと進行が難しくなることもあります。

成功する転職には、自己分析やスキルの棚卸しが重要で、前向きな理由で活動を進めることが鍵となります。

本記事の内容が、弁護士の方の転職エージェント・サイト選びの参考になれば幸いです。