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予備試験は無理ゲー?実際の難易度はどう?難しすぎる!?

予備試験

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予備試験は非常に難易度が高く、そもそも予備試験を目指すことを諦めてしまう方も多いと思います。

また、予備試験の合格率は約3%前後ということもあり、その合格率の低さから挫折してしまう人も少なくありません。

本当に予備試験を目指すべきか?悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

そこで、ここでは予備試験の具体的な難易度や難易度が高いと言われている理由について解説します。

このコラムを読めば、予備試験難易度の実態について把握することができますので、ぜひご一読ください。

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予備試験は無理ゲーではない!

予備試験はその合格率の低さから、「無理ゲー」と言われることがあります。

そこで、本当に予備試験は無理ゲーであるのかどうか具体的にご説明したいと思います。

まず、予備試験が無理ゲーと言われる理由として、合格率が3~4%と非常に低いことが挙げられます。

その合格率からすれば確かに難易度が高い試験であることは間違いないです。

ですが、受験資格がなく、誰でも受けられる試験であることが合格率を引き下げている一つの要因となっていることも事実です。

受験資格がないため、誰でも何度でも受験することができることから、受験者が多い傾向があります。

受験者のレベルは法科大学院ルートと比較すると、予備試験それ自体の受験者のレベルはまちまちです。

このことを踏まえて考えると、予備試験は決して「無理ゲー」ではありません。

きちんとした対策と勉強を行えば、合格することが十分できる試験ですので、合格率の低さからすぐに諦めるのはもったいないです。

予備試験の難易度が高いと言われる理由

予備試験の難易度が高いとされる理由は大きく3つあります。

①3つの試験に合格する必要があること②科目数が多いこと③試験範囲が広いこと、です。

3つの試験に合格する必要がある

予備試験は、3つの試験に合格する必要があります。

具体的には、「短答式試験」「論文式試験」「口述式試験」の3つの試験にすべて合格しなければいけません。

そして、論文式試験に進むためには、短答式試験に合格すること、口述式試験に進むためには論文式試験に合格することが必要です。

最終的に予備試験に合格するためには口述式試験に合格する必要があります。

すべての試験に合格する必要がありますが、1つ1つ試験対策が必要になるため、まとまった準備期間が必要であるという点が難しいと言われる一つの理由になっています。

科目数が多い

予備試験の科目数は非常に多いです。

短答式試験では、憲法、民法、刑法、商法、民事訴訟法、刑事訴訟法、行政法、一般教養科目が出題されます。

論文式試験では憲法、民法、刑法、商法、民事訴訟法、刑事訴訟法、行政法、民事実務科目・刑事実務科目、選択科目が課されます。

このように予備試験の科目は短答式試験、論述式試験のいずれにおいても試験科目が非常に多いです。

科目数が多い以上、勉強すべき量も多く、その量に圧倒されてしまう受験生も多いのは事実です。

ただし、科目数が多いとはいえ、1つ1つ対策を行えば、決して無理ではない試験と言えます。

試験範囲が広い

予備試験の科目数が多いのと同時に、試験範囲が非常に広いです。

そのため、やみくもに勉強してしまうといくらでも時間が過ぎてしまうというという恐れがあります。

そのため、正しく範囲を限定して、学習を進めることが大切です。

それぞれの科目によって関連性があり、その点を意識して勉強を行う事もポイントとなります。

試験範囲が広いとはいえ、慣れることができれば効率よく学習することができますよ。

予備試験の実際の難しさは?

ここでは予備試験の実際の難しさは合格率から見ても、勉強時間目安から見ても、文系最難関と言えます。

「無理ゲー」ではありませんが、数年単位の継続した学習が必要になることは間違いありません。

他の資格と比較したランキング

難易度は一概に順位づけできませんが、代表的な資格と比較した場合、合格までに必要な時間順に並べると以下のようになります。

司法試験と予備試験の勉強時間の目安は、6000~7000時間です。

次に長い勉強時間としては、弁理士の3000時間です。

弁理士の勉強時間と比較しても、倍以上の学習時間を要します。

このことからも、予備試験・司法試験の勉強時間は非常に膨大な時間を要します。

客観的に長い勉強時間を要することからしても、勉強量が多いことがわかります。

勉強時間がここまで多いのは勉強すべき量が非常に多いだけでなく、1つひとつの論点が難解であることも理由です。

時間はかかりますが一度勉強をすれば、2週目3週目など、回数を重ねる毎に効率よく理解することができるようになるはずです。

資格

勉強時間目安

司法試験・予備試験 

6,000時間~7,000時間

弁理士 

3000時間

司法書士試験 

3000時間

中小企業診断士 

1000時間

土地家屋調査士

1000時間

社労士試験 

800~1,000時間

行政書士

600時間

難易度を例えると?東大と比べてどう?

難易度を大学受験にたとえると、東大と京大の入試と同レベルです。

とはいえ、大学入試と司法試験・予備試験は性質が異なるだけでなく、求められる知識量が異なります。

そのため、大学入試と比較するとしてもイメージをもつ程度というくらいで理解して頂ければと思います。

とはいえ、難易度が高いことには変わりません。

予備試験が簡単になったって本当? 

予備試験が簡単になったという噂を聞くことがあります。

ですが、結論から言いますと、予備試験が簡単になったということはありません。

以前に比べると、直近では司法試験や予備試験の合格率が向上しつつありますが、それでもなお予備試験は難関試験です。

合格率が3%であること、試験科目が多いこと、さらに試験範囲も膨大であることを踏まえると、きちんと対策をしなければ予備試験に合格することは難しいでしょう。

正しい対策を行い、正しい勉強を行うことができれば、確実に合格することができる試験でもあります。

司法試験と比べると予備試験の方が難しい?

司法試験と予備試験は試験自体の内容を見れば、同等の難易度です。

どうしても、予備試験の合格率が3%程度であることに着目してしまい、合格率が40%ほどの司法試験と比べて、予備試験の方が難しいというイメージを持ってしまうことが多いでしょう。

しかし、司法試験は、法科大学院を卒業した者又は予備試験に合格した者しか受験することができず、受験資格者が限られています。

一方で予備試験は受験資格が限定されていないため、誰でも受験することができるという違いがあります。

そのため、受験者数と合格者数の割合に開きが生じてしまい、予備試験の合格率が著しく低く見えているということになります。

予備試験を突破するには?

まず何よりも、具体的に合格できるレベル感を知ることが大切です。

具体的にどのような対策が必要であるのか検討し、学習のイメージを持つことをおすすめします。

以下では、具体的なレベル感がわかるよう、ポイントをまとめています。

短答式で6割程度取る

予備試験を突破するには、まずは短答式試験を突破する必要があります。

予備試験の合格点は短答が270点中150〜170点です。予備試験の短答式試験を突破することができなければ、そもそも次の論文式試験に進むことができませんので、短答式試験を突破することがまずは目下の目標です。

そして、短答式試験の具体的な合格点は、150~170点となっており、この合格点は、絶対評価となっています。

相対的な評価ではない点がポイントです。短答式で6割程度、安定的に得点できるように学習をしましょう。

論文式試験で上位400人程度に入る

論文式試験は短答式試験と異なり、相対評価です。

受験生のレベル感によって合格点が大きく変動します。

予備試験の論文式試験では、例年上位400人程度が残っており、点数を基準にするというより、上から400人程度が合格するイメージです。

論文式の合格点は500点中210〜260点になります。

上位400人に入るためにも、210から260点を安定して得点すること、そして、特定科目において苦手意識を持たないことです。

満遍なく、すべての科目において安定した得点を得ることが論文式試験で上位400人程度に入るポイントです。

口述式は平均的な回答で合格できる

近年の口述式試験合格率は91.1%〜98.4%です。9割の人が受かっているため、短答・論文を突破したなら、あまり難易度は高くない試験と言えます。

口述式では法的知識・理解は当然ですが、問いに答えることに意識を強く持つことが大切です。

あまりに緊張してしまい、問いに答えることができない方もいますが、口述式で問われているのは、あくまでも法的テーマについてやり取りをすることができるかどうか、という点です。

この点を意識して頂ければ、問題なく、突破することができる試験です。

まとめ

以上、予備試験が「無理ゲー」と言われている理由について詳しくご紹介しました。

予備試験が「無理ゲー」と言われているのは、合格率が3%程度であるということが必要以上に難しいイメージを与えているためだと思われます。

正しい対策をすれば、決して「無理ゲー」ではありません。

このコラムで、具体的に合格するためにはどのような実力レベルが必要なのかが把握出来たかと思いますので、ぜひ次は具体的な対策を進めていただければと思います。

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