司法浪人の末路とは?司法試験崩れのその後は?撤退すべき?
司法試験
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司法試験に不合格となった後は、気持ちが沈んでしまいがちですよね。
「無職やニートになってしまった」「司法試験崩れの末路はどうなってしまうのか」など、不安な気持ちを持つ方も多いと思います。
実際、司法試験に不合格となった場合、その後の受験生がどのような生活を過ごしているのか等、今後の進路については情報がほとんどなく、気になる部分ですよね。
そもそも司法試験を受験すること自体、諦めるべき?と悩まれている方もいるかもしれません。
そこで、このコラムでは司法浪人についてのデータや撤退のタイミングなどについて解説したいと思います。
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目次
司法浪人生が合格できる可能性は?平均何回で合格している?
ここでは、司法浪人生が合格できる可能性はどれほどあるのか、多くの受験生は平均何回で司法試験に合格しているのかについてご紹介します。
令和6年度の結果を見ると、1回目の合格者が非常に多いことがわかります。
1回目の合格者率は54.7%になっており、過去例年の合格者率を見ると、やはり1回目の合格者率が非常に高いです(概ね55%以上を締めています)。
年度 | 区分 | 1回目 | 2回目 | 3回目 | 4回目 | 5回目 |
令和元年 | 合格者数 | 884 | 282 | 139 | 108 | 89 |
合格率 | 58.9% | 18.8% | 9.3% | 7.2% | 5.9% | |
令和2年 | 合格者数 | 960 | 222 | 126 | 85 | 57 |
合格率 | 66.2% | 15.3% | 8.7% | 5.9% | 3.9% | |
令和3年 | 合格者数 | 1024 | 173 | 101 | 76 | 47 |
合格率 | 72.1% | 12.2% | 7.1% | 5.3% | 3.3% | |
令和4年 | 合格者数 | 1,046 | 180 | 88 | 47 | 42 |
合格率 | 74.6% | 12.8% | 6.3% | 3.3% | 3.0% | |
令和5年 | 合格者数 | 1,584 | 123 | 35 | 24 | 15 |
合格率 | 58.5% | 19.8% | 9.0% | 9.4% | 7.9% | |
令和6年 | 合格者数 | 1,211 | 296 | 44 | 29 | 12 |
合格率 | 54.7% | 30.5% | 10.4% | 10.5% | 10.5% |
※参考:司法試験の結果について
また、2回目以降の合格率をみると、1回目と比較しても合格率が低下していることがわかります。
このことから回数を重ねるごとに合格率が下がる傾向にあることがわかります。
また、令和6年合格者の平均受験回数は、 1.33回です。
また、令和6年合格者の平均受験回数は、 1.33回です。
このように、数値だけでいうと、1回目の受験の合格率が最も高く、2回目、3回目など回数を重ねるごとに司法試験合格率は低下し、多くの受験生は平均で1~2回で合格している受験生が多いです。
司法試験浪人の撤退タイミングとは?
司法試験浪人を撤退するタイミングについてのアドバイスをお伝えします。
司法試験浪人を徹底するにあたっては、人それぞれの事情によって続けるべきか?は異なります。
その上で、あくまで目安として撤退のタイミングをご紹介します。
5回落ちたタイミングで考える
司法試験の受験資格は、取得後5年間であり、最大5回までしか受けることができません。
そのため、4回目や5回目などは精神的にも後がなく、もしこれで落ちてしまった場合、今までの苦労や努力が実らないことになってしまうというプレッシャーに押しつぶされてしまうこともあります。
そこで、精神的な余裕という観点からすると、5回落ちたタイミングで一度、司法試験浪人から撤退するか否かを考えてもよいかもしれません。
年齢で区切りを決める
年齢で自分の中で区切りを決めておくのも一つの手です。30代になり、実務経験がない場合、就職で不利になる可能性があります。
そのため、年齢というところも、一つの目安になるかもしれません。30代を目途に司法試験浪人から撤退し、他の仕事を探すもの1つの選択です。
司法浪人生におすすめのバイトとは?
ここでは司法浪人生におすすめのバイトについて、ご紹介します。
司法試験浪人生は、司法試験の勉強時間を確保する必要がある一方で、生活のためアルバイトもしなければいけないという環境に置かれやすいです。
そこで、いずれもバランスが取れた生活をすることが重要になります。
法律事務所の事務
まずは、法律事務所の事務がおすすめです。
法律事務所でアルバイトすることで、実務にも触れることができるだけでなく、法科大学院などで学習した知識や経験もバイト内容で活かすことができます。
また、司法試験合格後も法律事務所の事務で学んだことを活かすことができ、事務局がどのような仕事をしているのかよくわかると思います(法律事務所は、事務員の方々がいないと事務所が回らないことが多いです。そのため、法律事務員の方々の仕事内容を理解することが非常に大切です)。
資格予備校のスタッフ
資格予備校のスタッフとして仕事をすることも大変よいアルバイトです。
資格予備校であるため、司法浪人生としてはまさに今勉強している内容と直結した内容のアルバイトをすることができます。
家庭教師
家庭教師も時間的に自由に設定することができ、おすすめです。
司法浪人から徹底!その後の就職先は?
ここでは司法浪人から実際に撤退した場合、その後の就職先はどのようなものがあるのかについてご紹介します。
司法浪人が司法試験から撤退した場合、今まで学習した法律知識を活かす仕事に就くことをおすすめします。
公務員になる
公務員になるという選択肢もあります。公務員になるメリットは、司法試験の勉強の際に学んだ知識を活かすことができる点です。
特に、民法や行政法などは公務員でよく利用する法律です。これまでの知識を無駄にしないためにも、公務員という選択肢は非常におすすめです。
実際に、公務員の就職試験では法科大学院卒業生という枠で求職をしているところもあります。
民間企業に就職する
民間企業に就職することも1つの選択肢です。
民間企業では法科大学院での勉強を活かすことができる職場(法務部)を選択するとよいでしょう。
また、司法浪人というとマイナスイメージを持たれるのでは?と不安な方も多いかもしれませんが、長い間、司法試験に向けて諦めずに努力し続けた粘り強さや専門知識をもっていることは強い武器です。
ですので、民間企業に就職する際は、その強みをアピールしていくといいでしょう。
司法書士を目指す
司法書士を目指すのもよいでしょう。
司法書士では司法試験の受験科目と重複することがあり、司法試験で学んだことをそのまま司法書士試験に活かすことができます。
そのため、司法書士試験を有利に進めることができます。
行政書士を目指す
同様に行政書士を目指すこともよいでしょう。
行政書士においても、司法試験で学んだ知識を活かすことできますので、行政書士試験をより有利に進めることができます。
まとめ
ここまで、司法浪人の方へのアドバイスを紹介しました。
司法試験を目指すにしても、撤退するにしても、司法試験に向けて勉強をした粘り強さや専門的な知識は、社会にとって非常に有益なものです。
実際、民間企業や公務員試験においても、(司法試験合格の有無にかかわらず)法科大学院卒業生に対して積極的に求人をしているところがあります。
司法浪人を撤退したとしても、必要とされる場所が必ずあります。
ぜひこのコラムを参考にして頂き、選択の一助としていただければ幸いです。
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検討されている方へ
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- 司法試験に関する情報を漏れなく手に入れたい
- 司法試験に合格している人の共通点や特徴を知りたい
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